2024/5/19-成蹊大学戦

日時 2024年5月19日(日) 11:00KO

場所 東京大学御殿下グラウンド

◯東京大学 21 ー 14 成蹊大学●

  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東大 0 14 7 0 21
成蹊 14 0 0 0 14

【1Q】
2024年春シーズン3戦目は昨年度BIG8への昇格を果たし、勢いに乗る成蹊大学。3年DB/K#21舟本(栄光学園)によるキックオフで試合開始。敵陣38yd地点からの東大の守備となる。成蹊はランを試みるも4年LB/K#41大島(開成)のタックルにより1st down更新を許さずパントに追い込む。
攻守交替して東大の攻撃。東大は4年RB#39山川(浅野)によるランを選択するも堅い成蹊のディフェンスに阻まれ3 & out。
パントによる陣地回復を試みた東大だったが、相手のリターンを許してしまい自陣奥深くから東大の守備開始。東大は4年DB#25寺岡(開成)のパスカバーが光るものの相手のランにより先制タッチダウン(TD)を許してしまう。トライフォーポイント(TFP)も成功。(東大0-7成蹊)
成蹊のキックオフで試合再開。東大オフェンスはランとパスを織り交ぜた多彩な攻撃を仕掛けるが東大の反則により3 & out、パントに追い込まれてしまう。
次こそは成蹊オフェンスを止めたい東大だったが、スピード感のある相手のランを止めきれず2度目のTDを許してしまう。TFPも成功。(東大0-14成蹊)
成蹊のキックオフで試合再開。ここで3年RB#37井上(大分県立大分上野丘)のナイスリターン!相手のタックルを物ともせずフィールドを駆け抜け自陣37ydより東大の攻撃開始。2年WR#86古屋(山梨県立甲府第一)の力強いブロックが光り、2年WR#85藤原(西大和学園)のランにより1st down更新すると、それに続くように3年QB/P#8林(開成)の多彩なオプションにより1st down更新。翻弄された成蹊の反則も誘い、敵陣10ydまで攻め込む。ここで1Q終了。(東大0-14成蹊)

【2Q】
エンドゾーン目前に迫った東大。ここでQB/P#8林はQBキープを選択してTD!DB/K#21舟本が確実にTFPも成功させ1ポゼッション差まで追いつく。(東大7-14成蹊)
攻守交替し、敵陣25yd地点から東大のディフェンス。3年LB#20劉(サレジオ学院)やLB/K#41大島など要所要所で素晴らしいパスカバーを見せるも、成蹊のパスを止めきれず連続で1st down更新を許す。TD目前まで攻め込まれた東大だったが、ここでビックプレーが飛び出す!2年DB#22稲垣(洛南)がロスタックルを決めると続けて4年DL#99中原(海城)が相手の一瞬の隙をつきボールをQBから奪いリターン!
攻守交替して東大は、続け様に2年QB#3田中(灘)が成蹊ディフェンスを振り切る33ydの独走TDを決めチャンスをものにする。TFPも成功させて同点に追いつく。(東大14-14成蹊)
勢いに乗る東大はディフェンスでも相手の前進を許さず成蹊オフェンスをシャットアウト。
パントに追い込み攻守交替。
続くオフェンスはQB#3田中や、4年WR#1出蔵(駒場東邦)のランにより前進も、ここで前半終了。(東大14-14成蹊)

【3Q】
東大のリターンにより試合再開、QB#3田中のナイスリターンにより自陣45yd地点よりオフェンス開始。ここまで長年積み上げてきたフレックスボーンにより前進してきた東大がついにここでスプレッドオフェンスを選択。2年WR#13山﨑(長崎県立佐世保北)と2年TE/P#83神田(六甲学院)が気迫のこもったパスキャッチで敵陣深くまで攻め込む。QB#3田中や、WR#1出蔵によるランでエンドゾーン目前まで迫ると最後は2年OL#63王(西大和学園)をはじめ躍進する下級生OLのブロックにRB#37井上が体をねじ込みTD!DB/K#21舟本が冷静にTFPも成功させ、ついに逆転に成功する!(東大21-14成蹊)
攻守交替し、敵陣35yd地点から東大のディフェンス。4年DL#9張田(ラ・サール)や2年DL#57天摩(西大和学園)が素晴らしいパスラッシュをかけ、QBに圧力をかけるも成蹊のパスを止めきれず自陣まで攻め込まれてしまう。しかしここでQBのファンブルにより成蹊オフェンスは後退。このチャンスを掴み、東大は1st down更新を許さない。成蹊はFGを選択するも気迫溢れる東大ディフェンスを前にFGは失敗。無失点でオフェンスに襷をつなぐことに成功し、ここで3Q終了。(東大21-14成蹊)

【4Q】
これまで快進撃を続けてきたオフェンスだったが、東大のオプションプレーに対応してきた成蹊の堅牢なディフェンスにより1st down更新を阻止され、パントに追い込まれる。
しかしこのパントカバーでRB#37井上の激しいタックルにより成蹊に一切リターンをさせず、大きく陣地を回復する。
続く東大ディフェンスは3年DL#2田所(浅野)の執念のパシュートとDB/K#21舟本によるパスカバーでまたしても成蹊に一切前進を許さず3 & outに追い込む。
成蹊はパントを選択。ハーフライン地点から東大の攻撃開始。しかし2回連続の反則により20ヤード後退させられてしまう。2nd & longに追い詰められた東大だったが、ここでWR#1出蔵が獅子奮迅の活躍を見せ、2回連続のボールキャリーで40yd獲得。1st down更新に成功する。TDのチャンスを迎えた東大だったが、反則により10yd後退して、チャンスをものにできず攻守交替。続くディフェンスではDL#57天摩のパスカットやLB#20劉のロスタックルによって成蹊オフェンスをシャットアウト!
QB/P#8林のニールダウンにより試合終了。(東大21-14成蹊)

今回の試合では2、3年生をはじめとする新戦力が大きく活躍したが、要所要所で課題も残る試合となった。2週間後に控える関西の強豪、立命館大学との一戦に向けて、これからさらに飛躍し、公式戦ではチームの主力となる選手になってくれるだろう。

前の記事

2024/5/12-京都大学戦

次の記事

2024/6/2-立命館大学戦