2024/6/22-防衛大学校戦

日時 2024年6月22日(土) 12:00KO
場所 東京大学御殿下グラウンド

○東京大学 28 ー 7 防衛大学校●

  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東大 7 7 7 7 28
防衛 0 0 0 7 7

【1Q】
2年RB/K#18辻村(灘)のキックで試合開始。敵陣30ydから東大の守備となる。パスを立て続けに決められるも、2年DB#29近江(大阪府立天王寺)のリアクションや4年DL#97竹内(筑波大附属駒場)のタックルで3 & outに抑える。パントから攻守交替して東大は自陣20ydから攻撃を開始。3年RB#37井上(大分県立大分上野丘)の力強いランで1st downを更新し、その後も2年TE/P#83神田(六甲学院)へのパスや、4年WR#1出蔵(駒場東邦)の大外のランなど多彩な攻撃を展開するが惜しくも1st downを更新できずパントに追い込まれる。しかし今日も4年DB/P#19松田(興)(開成)のパントのコントロールは冴え渡り、大幅な陣地回復をして敵陣5ydからの守備となる。大外への正確なパスと、人数をかけた中央のランを使い分ける防衛大オフェンスに一度は1st downを更新されるも、最後はDB#29近江のタックルをディフェンス全員が後押しし次なる更新は許さない。パントで攻守交替し、敵陣35ydという絶好の位置からのオフェンスとなる。我らが副将4年OL#59松田(ア)(麻布)をはじめとするOL陣の力強いブロックに応えるように3年QB#8林(開成)がランで1st downを更新すると、RB#37井上がフィールド中央を駆け抜け先制タッチダウン(TD)!続くトライフォーポイント(TFP)も3年DB/K#26松下(聖光学院)が確実に決め切る。(東大7-0防衛)
東大のキックオフから試合再開となり、敵陣25ydからのディフェンスとなる。引き続きパス中心に攻めてくる防衛オフェンスを4年DB#25寺岡(開成)らのカバーでシャットアウトし、パントで攻守交替。自陣30ydからのオフェンスとなる。ここでも今日大活躍のRB#37井上が相手を引きずりながらも1st downを獲得し、1Q終了。(東大7-0防衛)

【2Q】
その後も4年WR#80光吉(開成)とWR#1出蔵の4年ハーフバックコンビで危なげなく1st downを更新するも、防衛大ディフェンスも粘りを見せ、4th down&5ydに追い込まれてしまう。しかしここで東大オフェンスはギャンブルを選択!2年OL#63王(西大和学園)が相手ディフェンスエンドを一人でしっかり取り切り、そのブロックをうまく使ってQB#8林がファーストダウンを獲得。そのゲインで勢いに乗った東大オフェンスは1st downから意表をついた早いランを展開。頼れるセンター4年OL#76落合(麻布)らOL陣の息のあったブロックで続けて1st downを獲得。2年WR#13山﨑(長崎県立佐世保北)へのパスで相手に息つく暇を与えずさらにゲインを重ね、最後はQB#8林が体をエンドゾーンに捩じ込みTD!TFPも成功し点差を広げる。(東大14-0防衛)
キックオフから試合再開し、敵陣30ydから東大のディフェンス。一度は1st downを更新されるも、DL陣のラッシュとDB陣のカバーが噛み合い3rd down&longを作ると、最後は2年DL#90吉松(大阪星光学院)がブロッカー一人を処理し、強烈なロスタックル。防衛大オフェンスに反撃のチャンスを与えない。パントで攻守交替し東大は自陣20ydからのオフェンス。2年WR#87河野(麻布)へのスクリーンパスや、4年QB#17風間(開成)の素早いオープンのランなど多彩な攻撃でゲインを重ねる。しかし最後は防衛大ディフェンスが意地を見せパントで攻守交替。相手の2min offenseとなる。ところがここで3年LB#20劉(サレジオ学院)、2年DL#57天摩(西大和学園)が冷静にキャリアを仕留め切り、仕上げは4年DL#9張田(ラサール)のQBサック!ディフェンスがしっかりと前半を締めくくる。(東大14-0防衛)

【3Q】
防衛大のキックオフで後半開始。タッチバックで自陣25ydから東大のオフェンスとなる。後半から入った2年QB#46安田(開成)が持ち前のフィジカルを生かしてゴリゴリと1st downを更新するも、その後反則やロスが重なりパントで攻守交替。しかし東大ディフェンスはDL、LB陣の集まりや、2年DB#22稲垣(洛南)の確実なパスカバーなどですぐに3rd down&7ydのシチュエーションを作る。そしてここでビッグプレー!2年DB#28原(甲陽学院)が狙い澄ましたインターセプトを決め、そのまま敵陣30ydまでリターン。攻守交替となる。このチャンスを活かしたいオフェンスは、4年QB#12阪崎(開成)のダイブや、QB#46安田のキープでテンポよく1st downを更新していく。G前で防衛大ディフェンスも粘りを見せたが、最後は4年RB#39山川(浅野)のダイブをQB#46安田が抱き抱えるようにエンドゾーンに押し込み執念のTD!TFPもDB/K#26松下が冷静に決めリードを広げる。(東大21-0防衛)
東大のキックオフから試合再開となるが、反撃を狙う防衛大はビッグリターンを決め、敵陣45ydから東大のディフェンスとなる。しかしここも勢いに乗りたい防衛大オフェンスをDL#97竹内のタックルなどでしっかりと止め切り、パントに追いやる。東大の自陣24ydからのオフェンスとなったところで3Q終了。(東大21-0防衛)

【4Q】
ビッグゲインこそないものの、中外のランの使い分けに加え相手の反則も絡み着実に進んでいく東大オフェンス。特に2年QB#3田中(灘)とQB#46安田のタイプの違う2年生QBコンビが展開するランは防衛大ディフェンスを翻弄し、次々と1st downを獲得していく。下級生の活躍に呼応するようにOL、WR陣もブロックで随所に光るプレーを見せる。敵陣19ydからの1st down、ここで一気に2年WR#85藤原(西大和学園)が外に展開しエンドゾーンまで6ydに迫る。最後の仕上げにQB#46安田からWR#87河野へとパスが決まり、ロングドライブをTDで締め括った。TFPも成功しさらに点差を広げる。(東大28-0防衛)
東大のキックオフで試合再開。ここで2年RB#49寅丸(駒場東邦)が相手キャリアを吹き飛ばすビッグヒット!相手に流れを渡さない。しかしここで一矢報いようと底力を見せる防衛大オフェンス。中や外のランに加えてロングパスも織り交ぜ、東大ディフェンスはなかなか的を絞れない。2年LB#88門岡(駒場東邦)のタックルなど随所に良いプレイは見られたが、最後はTEへのパスを通されTDを許してしまう。(東大28-7防衛)
防衛大のキックオフで試合再開。流れに乗る防衛大学はオンサイドキックも成功させ、敵陣30ydから東大のディフェンスとなる。しかしここで集中を切らさなかった東大ディフェンス。DL#9張田の気迫のこもったタックルで勢いを止めると、最後はDB#22稲垣のタックルで試合を締め括った。(東大28-7防衛)
試合経験の少ない下級生も多く出場した試合であったが、その2年生が随所で自身の持ち味を存分に発揮し、チームに勝利をもたらした。この下級生の突き上げは、今後の秋シーズンに向けてチーム内の競争を巻き起こす良いきっかけとなるはずだ。

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