2024/10/27-慶應義塾大学戦

日時 2024年10月27日(日) 17:00KO
場所 アミノバイタルフィールド

◯東京大学27  ー  24慶應義塾大学●

1Q 2Q 3Q 4Q 延長 TOTAL
東大 0 7 7 0 13 27
慶應大 0 0 6 8 10 24

【1Q】4年LB#41大島(開成)のキックで試合開始。鋭いキックに対して相手は処理を失敗し敵陣12ydから東大の守備となる。4年LB#30江原(甲陽学院)や4年DB#19松田(興)(開成)らの鋭いタックルなど東大ディフェンスも随所に良いプレーを見せるが、ランパス織り交ぜた慶應のテンポの良い攻撃をなかなか止められず、続けて1st downを更新されてしまう。そのまま自陣に侵入され、ずるずると押し切られてしまうかと思われたがLB#41大島、LB#30江原の息のあった4年LBコンビが立て続けにタックルを決めると、最後は3年DB#6藤本(浅野)のサックで4th downに追い込む。相手キッカーがフィールドゴール(FG)を外し、無失点で最初のシリーズを終えて東大の攻撃となる。早々に3rd downに追い込まれるも、2年TE#83神田(六甲学院)と4年WR#80光吉(開成)の好ブロックを生かして3年RB#24米田(西大和学園)が大外を駆け上がり1st downを更新。その後も中外のプレイを使い分ける東大オフェンスであったが、相手の素早い対応により4th downに追い込まれパントで攻守交替。カバーチームの素晴らしい集まりにより敵陣13ydから東大の守備となる。ここでも4年LBコンビが奮起し3rd & longを作ったところで1Qが終了となる。(東大0-0慶應)


【2Q】3rd downに追い込んだ東大ディフェンスは、ブリッツで勝負を仕掛けQBに投げる隙を与えない。4年DL#91金本(開成)らDL陣の素晴らしいプレッシャーにより4th downを作りパントに追い込む。そしてディフェンスの勢いそのままに、リターナーとして今シーズン大活躍の男2年QB#3田中(灘)が今日もビッグリターンを見せ敵陣11ydという絶好の位置から東大のオフェンスとなる。3年OL#78町井(開成)のブロックでできたスペースに4年RB#39山川(浅野)が突っ込み5ydを獲得すると、続いて4年OL#76落合(麻布)、4年OL#59松田(ア)(麻布)の頼れる4年OLコンビが相手DLを圧倒し、1st downを更新する。最後1ydは冷静にRB#24米田へのピッチで取り切り東大が先制に成功!続くトライフォーポイント(TFP)も3年DB#21舟本(栄光学園)が確実に決め切る。(東大7-0慶應)

東大のキックオフで試合再開。ここでDB#19松田(興)が素晴らしいタックルを決め、敵陣10ydから東大の守備になる。今日大活躍のLB#41大島をはじめとし、4年DL#9張田(ラ・サール)や3年DL#2田所(浅野)らのタックルで何度も慶應オフェンスを追い込むも要所でパスやランを出され、連続して1st downを更新される。しかしここでも粘りを見せなんとかFGに追い込むと、保護者ら大応援団のクラウドノイズのおかげもあってか、またも相手キッカーのミスを誘い無失点で切り抜け、攻守交替となる。WR#80光吉の力強いオープンのランや、OLらのブロックを生かした4年RB#33中村(開成)のダイブ、3年QB#8林(開成)のランなど相手ディフェンスに的を絞らせず連続して1st downを更新したところで2Qが終了となり、リードして前半を終える。(東大7-0慶應)


【3Q】慶應のキックオフで後半開始。自陣25ydから東大の攻撃となる。後半もテンポ良く進めていきたいところであったが、パスを弾いたところを相手ディフェンスにインターセプトされ攻守交替となる。しかし簡単に流れを渡さない東大ディフェンス。2年DL#57天摩(西大和学園)のナイスタックルなどですぐさま3 & outに追い込みパントで攻守交替とする。QB#8林のランなどでボールを進めるも慶應側も粘りを見せこちらもパントに追い込まれる。相手の反則もあり敵陣25ydから東大の守備となる。我慢比べに勝ちたい東大ディフェンスであったが、ここで慶應オフェンスは一気にギアを上げ、パス3回で75ydを取り切りタッチダウン(TD)を取られてしまう。しかしまたもやプレッシャーからか相手キッカーはTFPを外し、東大はリードを保つ。(東大7-6慶應)

慶應のキックオフで試合再開し、東大は自陣25ydからの攻撃。反則により1st & 20を作ってしまった東大であったが、RB#33中村、WR#80光吉らのランで着実にゲインを重ねると、RB#24米田が大外を駆け上がりビッグゲイン。一気に敵陣に侵入する。勢いのままにまたもWR#80光吉がビッグゲインで続き敵陣2ydまで進むと、最後はRB#33中村のダイブでTD!相手ディフェンスに息をつく暇も与えず、東大が強さを見せつける。TFPもDB#21舟本が難なく決める。(東大14-6慶應)

東大のキックオフで試合再開し、東大は敵陣25ydからの守備。パスを通されるも3年DB#27金井(海城)が連続してタックルを決めたところで3Q終了。(東大14-6慶應)

【4Q】LB#30江原や2年DB#28原(甲陽学院)らのタックルが光るも、慶應オフェンスのラン攻勢に苦戦を強いられ、自陣への侵入を許す。しかしここでDL#2田所の強烈なサック!ここで流れを断ち切りたい東大であったが、その後も慶應のランがなかなか止められず連続して1st downを更新され、そのままゴール前8ydまで進まれてしまう。ここで東大ディフェンスは粘りを見せ、LB#41大島やDL#9張田のタックル、さらにはLB#30江原のパスカバーにより4th downに追い込む。ところがここで慶應オフェンスはギャンブルを成功させTD、さらには2ポイントコンバージョンも成功させ同点に追いつかれる。(東大14-14慶應)

慶應のキックオフで試合再開し、東大は自陣25ydからの攻撃。ここは相手ディフェンスの好プレーもあり3 & out。しかしパントカバーでは4年DB#5三矢(聖光学院)のナイスタックルも光り簡単に流れを渡さず、敵陣46ydからの守備となる。DL#9張田のロスタックルなどはあったものの、ランパスを巧みに使い分ける慶應オフェンスをなかなか攻略できず、時間を使われながらゴール前5ydまで進まれてしまう。しかし万事休すかと思われたその時、相手キャリアのボールをLB#30江原がはたき落とし、そのボールをDB#6藤本がリカバーしてターンオーバー!!そこで4Qが終了し、勝負はタイブレークへともつれ込む。(東大14-14慶應)

【延長】先攻は東大。OL#76落合、OL#59松田(ア)らが引っ張るOL陣の強烈なブロックを巧みに使いこなし、RB#33中村、QB#8林が着実にゲインを重ね連続して1st downを更新。最後もRB#33中村がエンドゾーンに突っ込み危なげなくTD!TFPもDB#21舟本が落ち着いて決め切る。(東大21-14慶應)

後攻の慶應オフェンスをなんとか止めて勝ち切りたい東大は、素早い集まりや、4年DB#23小城(大阪教育大学附属池田校舎)のこれぞ主将といった気迫のこもったタックルで慶應オフェンスを追い込むも、最後は相手WRのスーパーキャッチによりTDを許してしまう。(東大21-21慶應)

攻守の順番入れ替わり、2回の表は慶應の攻撃。ここで東大ディフェンスは今日一番の集中力を見せる。2年DB#22稲垣(洛南)、LB#30江原、DL#9張田のタックルとその他全員の素早い集まりによりFGに追い込む。FGは決められてしまうも、裏のオフェンスに望みを託す。(東大21-24慶應)

TDで勝ち切りたい東大オフェンスは、QB#8林のキレのあるランや、頼れる男WR#80光吉のランで1st downを更新。さらにRB#39山川のダイブを連続させさらに1st downを更新して敵陣3ydに迫る。そして最後もOL、TE、RB全員が息のあったブロックを見せ、そのスペースにRB#39山川が突っ込み逆転TD!(東大27-24慶應)

東大の劇的な勝利で試合は幕を閉じた。

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