2014/9/14-拓殖大学戦
日時 9月 14日 14:00 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 14 ― 14 拓殖大学○
※タイブレーク制3-6の結果、拓殖大学の勝利
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | TB | |
東京大 | 0 | 0 | 7 | 7 | 14 | 3 |
拓殖大 | 7 | 0 | 7 | 0 | 14 | 6 |
Game Report
BIG8優勝・TOP8昇格を果たすためには勝利あるのみ。
2014戦士達の全てを賭けた熱き戦いが残暑厳しい聖地アミノバイタルで始まった。
東大1stシリーズは自陣29ydから。先発QBは#12大槻(3年)。
WR#85菅原(4年)へ4yd・16ydパスを連続でヒットさせ、FD獲得/自陣49ydへ。
RB#42宮山(2年)の2回連続のオプションピッチは僅か5ydしかゲインできず、3rd-5となるも、ここで超ビッグプレー炸裂。
ハンドオフを受けたRB#42宮山が密集を抜けて一気に敵陣ゴール前15ydまで快走。進境著しいRB#42宮山の実力の片鱗を見せた好プレーであった。
さあ、絶好の先制TDのチャンス・・・・と期待するもこの後が続かない。この日殆どゲインできないオプションピッチは5ydロス。
TD狙いのフェイクパスはカットされて失敗。迎えた3rd-15。
TDを狙ったポストパスを拓大DBにインターセプトされ、そのままロングリターン。ターンオーバーにより攻撃権を獲得した拓大1stシリーズは自陣34ydから。
左サイドに流れて右サイドにスクリーンパスを展開するも、CB#29堀江(3年)が見事に反応し、4ydロスタックル。
春にRBからコンバートされ必死に練習を重ねてきたCB#29堀江の嬉しいデビュープレー。
続く中央ランは我らが主将DL#95神田(3年)がノーゲインに仕留め3rd-14。
しかし、パス成功を許しFD献上/自陣47ydへ。
更に2回のパワープレーでFDを許し、東大陣40ydへ。
ショートパスには副将CB#25吉田(4年)がRACを許さず4ydゲインに留め、続くドローも2ydに仕留めて3rd-4。 しかし、パワープレーにタックルミスでFD献上/ゴール前28ydへ。
4ydスクランブルの後のオプションピッチはCB#28堀江が拓大WRのブロックを外してナイスタックル/ノーゲイン。
何とか3rd-6まで追い込むも、ヒッチパス&GOでゴール前17ydへ。
1stプレーの中央ランはILB#43渡辺皓(3年)がナイスタックル/ノーゲイン。
しかし、・・・この後のプレーで痛恨のミス連発。ショートパスに3人のタックルミスが相次ぎ、そのままTDを許してしまう。 TFPも成功で0-7。(1Q残り32秒)拓大はキックオフでオンサイドキック敢行。
しかし、#95神田が自陣39ydで落ち着いてフェアキャッチ。しかも拓大反則(キックキャッチインターフェア)により15yd前進。
東大2ndシリーズはポジション良く敵陣46ydから。
RB#42宮山が中央ランで4yd進んだところで1Q終了。
【2Q】2Q最初のプレーはRB#42宮山へのオプションギブ。
ハンドオフを受けたRB#42宮山が中央を抜けてゴール前29ydへ。
TDを許した後のシリーズで何とかTDを奪い返したいところ。
しかし、・・・今回も上手く行かない。オプションピッチは僅か2yd、FB#23初谷(4年)のダイブは3ydで3rd-5。 ここでFD獲得できればベスト、無理でもFGトライのためには少しでもゲインしたいところ。
しかし、QBからRBへのハンドオフ時に痛恨のファンブル。自らリカバーするも2ydロスして4th-7/ゴール前26yd。
結局、距離的に厳しい43ydFGトライを余儀なくされ、ボールは右にそれて失敗。
(1stシリーズ、2nd1シリーズで無得点だったことが本当に痛い。)
自陣26ydからの拓大2ndシリーズ。
2回連続のショートパスでFD更新/自陣39ydへ。
今シリーズも東大ディフェンスは止められないのか?
しかし、徐々にアジャストしてきたディフェンス陣。
中央ランは僅か2ydに留め、パワープレーからオープンへ展開したRBをCB#29堀江がナイスタックル。 しかも拓大ホールディングの反則で10yd罰退/2nd-18。
フェイクパスはOLB#88寒竹(3年)の好守備で5ydに留め、3rd-13。
DL#95神田・#90杉野(3年)がQBスクランブルを2ydゲインに仕留めて4th-11/パント。
今回は見事に拓大オフェンスを断ち切った東大ディフェンス陣。
前半残り時間6分弱で3回目の攻撃権を手にした東大3rdシリーズは自陣29ydから。
アイソレーションは3ydロス、スクリーンも読まれて僅か1ydゲイン/3rd-12。ここでタイムアウトを取った東大。
QB#12大槻から中央へ切り込んだTE#81岸本(2年)へのパスが見事にヒット。自陣49ydでFD獲得。 しかし、オプションキープ、中央ラン、スクリーンと繰り出すも5ydしか前進できず。
4th-5/パント。
#88寒竹のパントはタッチバックとなり、拓大最後の攻撃は自陣20ydから。
中央ランはILB#47清水(4年)が見事なソロタックルでノーゲイン。更に2回連続の中央ランはDL陣がしっかり止めて4th-4/パント。
残り時間9秒で最後の攻撃権を手にした東大が2プレー行ったところで前半終了。
【3Q】東大キックオフで後半開始。
好リターンを許してしまい、拓大1stシリーズは自陣38ydから。
拓大は前半見せなかったノーハドルオフェンスを展開。
中央ランをしっかり止めるも、ショートパスフェイクパスをキャッチしたWRをタックルミス。何と東大陣30ydまでのビッグゲインを許してしまう。
QBキープ、中央ランを何とか止めて3rd-2まで粘るもHOフェイクQBランにFD献上/ゴール前20yd。
更にヒッチ、QBドローでFD献上/ゴール前10yd。中央ランは4ydゲインされてゴール前5yd。
タイムアウトを取った拓大はライフェイクからQBがスプリントアウト。エンドゾーン内のWRへのパスがヒットして痛恨の追加TD献上。
TFPも決まり、これで2本差0-14。(4:12)
#35北岡(4年)の好キックオフリターンにより、東大1stシリーズは自陣42ydから。
何とか早めに1本返したい。
2回連続で中央を突くもほぼノーゲイン/3rd-9。
何とかドローフェイクパスがWR#19野金(2年)にヒットしFD更新/敵陣44ydへ。
2nd-8でRB#42宮山がアイソレーションから好走/3rd-インチ。
しかし、ハンドオフ直後のボールを叩かれてファンブル。自ら押さえて4th-インチ。
タイムアウトを取った東大はアイソレーションをコール。しかし、・・・わずか10cm・20cmが進まずギャンブル失敗。
自陣の40ydからの拓大2ndシリーズ。
ジェットスイープはOLB#88寒竹がきっちり守って僅か1ydゲイン。
ショートパスはILB#47清水がRACを許さず3rd-3。中央ランはDL陣・ILB陣がノーゲインに仕留めて4th-3/123パント。
東大2ndシリーズは自陣29ydから。
3Q残り時間2分半、このシリーズでTDを返しておかないと苦しい展開。
先ずはWR#19野金へのフェイクパス成功/自陣44ydへ。
WR#85菅原への9ydパスの後のプレー。
QB#12大槻がオプションフェイクのロングパスを投じる。
拓大CBを完全に抜き去ってフリーになったWR#8川島(3年)。見事にキャッチしてゴール前1ydへ。
久々に胸のすくビッグプレー。
2回目のタイムアウトを取った東大はオプションをコール。
ピッチを受けたRB#42宮山が何とかギリギリでエンドゾーンへ。待望のTD!
#18佐藤(3年)が落ち着いてTFPを決めて7-14。(3Q残り56秒)
東大の好キックオフカバーで拓大3rdシリーズは自陣32ydから。
1stプレーの中央ランはDL#79山名(4年)と#95神田が仁王立ち/ノーゲイン。
しかし、逆サイドへの右スクリーンに大きなゲインを許し、拓大はハーフラインへ。
【4Q】ここは、何とか拓大オフェンスを断ち切りたいところ。
いきなり8ydフェイクパス成功を許すも、続くパス失敗。
中央ランはDL陣の踏ん張りでノーゲインで4th-2。
強気の拓大はギャンブル。フェイクパスを投じようとするも、DL#95神田が激しいラッシュでQBを追い詰め、QBは投げ捨て。
ここ一番の頼れる主将の頑張りで、見事に拓大オフェンスを断ち切る。
自陣42ydと絶好のポジションで3回目の攻撃権を手にした東大。
先ずはWR#85菅原がジャンプ一番のナイスキャッチを魅せて敵陣44ydへ。
続いてRB#28宮崎航平(3年)が中央を抜けてナイスラン/敵陣33ydへ。
RB#28宮崎の6ydドローの後、QB#12大槻のオプションキープでFD/ゴール前21yd。
RB#42宮山の4ydランの後、ランフェイクからスプリントアウトしたQB#12大槻。WR#8川島へ見事にパスをヒット/ゴール前5ydへ。
オプションピッチは2ydロスするも、続くプレーでRB#42宮山がアイソレーションからそのままエンドゾーンへ。 嬉しい嬉しい2本目のTD!
#18佐藤が今回もTFPをきっちり決めて、ようやく14-14の同点。(残り5:50)
逆転を果たすには次のキックオフカバーが大事。
#20金本(3年)の果敢な突っ込みにより、拓大4thシリーズは自陣25ydから。
オープンランはILB#47清水が見事な2ydロスタックル。
ヒッチパスはSF#20金本が早い突っ込みでWRを減速させ、ILB#47清水が鮮やかなタックル。
3rd-10に追い込み、更にパス失敗。東大守備陣がここ一番で見事に123パントに仕留める。
残り時間5分。東大4thシリーズは自陣40ydから。
さあ、一気にモメンタムを引き寄せたい。
しかし、・・・なかなか上手く行かない。
FB#23初谷が粘りの5ydランの後のRB#42宮山の中央ランは2ydゲイン。これで3rd-3。
勝利のためには絶対にFD更新をしたい。
しかし、・・・意図の良くわからないQBキープで4ydロス。結局、4th-7/パント。
今シリーズ追加点を奪えなかった東大に二度とモメンタムは近寄らない。
#88寒竹のナイスパントと#2村本(2年)のナイスパントカバーにより、拓大5thシリーズは自陣17ydから。
1stプレーのパスはWRのキャッチミス。 2ndプレーは拓大ここ一番のスペシャルプレー。
リバースフェイクからのロングパスを投じられ、東大CBを抜き去ったWRがキャッチ。拓大は一気に東大陣48ydへ。
しかし、FG圏内に進まれると絶対絶命の中、東大ディフェンス陣が見事な踏ん張り。
オフタックルからオープンへ抜けようとするRBをDE#21中(4年)が1ydロスタックル。
更にブリッツしたOLB#88寒竹がランフェイクパスを投じようとするQBを見事にサック。
3rd-24に追い込み、QBオープンも6ydに留め、4th-18/パント。
残り時間41秒で最後の攻撃権を手にした東大5thシリーズは自陣34ydから。
WR#85菅原へのパスが成功するもFDに届かず、タイムアウトも使い果たした中でドロー・パスを繰り出すもゲイン出来ず。
結局、残り時間数秒でパント。パントのボールが静止した時点でタイムアップ。
レギュラータイムで決着がつかず、サドンデスのタイブレイクへ突入。
【タイブレイク】先攻は東大。ゴール前25ydからの攻撃。
1stプレーでRB#42宮山の12ドローが炸裂。ゴール前13ydへ。
しかし、RB#42宮山のオプションピッチは僅か2yd。再びドローで5ydゲインして3rd-3。
ここでFD獲得しないと、FGトライに追い込まれてしまう。
しかし、繰り出されたオフタックルランは僅かに1ydゲイン。結局4th-2/ゴール前5ydとなり、3点狙いのFGトライ。 #18佐藤がしっかり22ydFGを成功させ、17-14。
後攻拓大の攻撃。これを無得点に仕留めれば東大の勝利。
FG成功なら次のシリーズ。TD成功を許せば、拓大勝利。
1stプレーの中央ランでいきなり6yd前進を許した後のプレー。
拓大は勝負を賭けたスペシャルプレー。OLの後ろに隠れたRBにハンドオフしたQBとOL陣は全員右サイドへ。
タイミングを置いてハンドオフを受けたRBが一人左サイドへ。
変則的なリバースプレーに惑わされ、一気にゴール前8ydへの侵攻を許してしまう。
2プレー目でTDパス成功を許し、17-20でゲームセット。
大事な初戦に敗戦を喫してしまった2014戦士達。
しかし、リーグ戦は未だ始まったばかり。たかが1回負けただけのこと。
敗戦ショックで落ち込む暇も、下を向く暇もない。
自分と仲間を信じて前進・精進あるのみ。
次節上智大戦も血で血を洗う厳しい試合になること必至だか、最後まで心折らすことなく熱く冷静に戦い抜けば、必ずや勝利する!
頑張れ、ウォリアーズ!!!