2010/10/17-早稲田大学戦
日時 10月17日 13:45 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 7 ― 45 早稲田大学◯
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
東京大 | 0 | 0 | 0 | 7 | 7 |
早稲田大 | 3 | 14 | 14 | 14 | 45 |
Game Report
苦しみながらも前半戦を3勝1敗で折り返したウォリアーズ。
いよいよ早大・明大・中大との強豪相手の3連戦。
目標であるクラッシュボウル出場に向けて、持てる力の全てを出し切り、ウォリアーズの本気を全てをぶつける。
【1Q】東大のキックオフで試合開始。気迫溢れる好カバーにより、早大1stシリーズは自陣28ydから。
ショートパスにRACを許さず、RB#10の中央ランも止めて3rd-1とするも、#10の中央ランでFD/自陣42ydへ。2nd-2での#10の中央ランを必死に止めるもギリギリでFD/東大陣48yd。
モーションしてきたWRのオープンランはCB#3安部(4年)の気迫溢れる好タックルで1ydロスさせ、フェイクからのシュートパスはLB#20小河の好守備で押さえて3rd-6と食い下がる。
残念ながら#10にオフタックルランで独走を許してゴール前17ydへ。しかし、ここで東大ディフェンス陣が奮起する。DE#55松永(3年)のQBサックで5ydロスさせ、スイングパスも好カバーで5ydゲインに留めて、3rd-10。
TD狙いのパスは失敗して4th-10となり、早大をFGトライに追い込む。FGは成功して0-3。(5:44)
12プレーで1Qの半分の時間を消費させ3点に留めた東大ディフェンス見事!
#32安達(4年)の好リターンにより、東大1stシリーズは自陣35ydから。
1stプレーでFB#4小西(4年)がダイブで一線突破し、26ydのロングゲイン。一気に敵陣39ydへ。
幸先良いスタートだったが、続くダイブは1ydロスとなり、2nd-11で投じたフェイクパスは早大LBにインターセプトを喫して、攻守交代。
自陣34ydで攻撃権を手にした早大2ndシリーズ。
早大はいきなりTD狙いのスペシャルプレー。QBからのボールを受けたRB#10がパスを投じるも、WRを良くマークしていたCB#3安部が見事にカット。
更に2回のランを必死に止めて4th-1。自陣での4thダウンではあるが、#10を擁する早大は迷わずにギャンブル。#10のパワープレーを必死に止めるも惜しくもFD献上/自陣46ydへ。
しかし、今回も東大ディフェンス陣が気迫溢れるプレー連発。オフタックルランを4ydゲインに留めた後、#10のランにはブリッツしたLB#45山田(3年)が足元への胸のすくような鮮やかな一撃タックルを浴びせて5ydロス。
3rd-11となった早大はスクリーンパスを試みるも、これを読んでいた東大は大きなゲインを許さず4th-5/パント。
【2Q】自陣10ydからの東大2ndシリーズ。
中央ラン、オプションピッチ、QBキープと繰り出すも4th-12/1-2-3パント。FD獲得できずに、あっさりと攻撃権を渡してしまう。
#89三上(3年)の見事なロングパントにより、早大3rdシリーズは自陣41ydから。
東大陣42ydでFD献上した後、DE#55松永のQBサックで2nd-16とするも、ミドルパスを通されて3rd-1。#10のオープンランにタックルミスが相次ぎ、サイドライン際をゴール前6ydまで走られてしまう。最後はQBキープで一発でTDを決められて0-10。(3:36)
TDランの際の東大パーソナルファウルにより早大キックオフは自陣45ydから。
キックはタッチバックとなり、東大3rdシリーズは自陣20ydから。ここまで良いところの無かった東大オフェンス。そろそろディフェンスの頑張りに応えたいところ。
RB#33土井田(4年)の中央ラン、QB#16郷原(4年)のオプションキープで自陣31ydへ。3rd-1をQB#16郷原の決め打ちキープで凌いで、自陣45ydへ。
更に、RB#33土井田がオプションピッチから好ブロックに支えられて好走し、敵陣42ydへ。
2回のランでFD獲得できず3rd-7となるも、RB#33土井田がオプションピッチから一気にゴール前7ydに迫る快走を魅せる。完璧なブロックと#33土井田の脚力が相まった胸のすくような見事なプレーであった。
残り時間2分、ここで1TDを返して7-10の3点差とし、後半に繋げたいところ。1stプレーでファンブルするも何とか自らリカバーして1ydロス/ゴール前8yd。QB#16郷原がキープで中央を突いて5yd前進/ゴール前3yd。
しかし・・・ゴールは近くて遠い。フォルススタートの反則で5yd罰退して3rd-8。中央ランはノーゲインとなり、FGトライするも惜しくも左に逸れて失敗。
残り時間26秒・自陣20ydで前半最後の攻撃権を手にした早大。TDだけは回避して0-10のまま前半終了したいところ。
しかし、強くて速い#10の中央のランに31ydの独走を許し、何とかタックルするも東大陣49ydまで侵攻を許す。ここで早大は一気にTD狙いのロングパス。
DBを抜いてフリーになったWRが見事に49ydTDパスをキャッチ。痛恨の追加点を許してしまい、0-17で前半終了。
【3Q】早大のキックオフで後半開始。東大1stシリーズは自陣30ydから。
オプションピッチ、中央ラン、QBドローと繰り出すも4th-13/1-2-3パント。FD更新できずに、あえなく攻守交代。
自陣47ydからの早大1stシリーズ。
WRをピッタリとマークしていたCB#9高木(3年)が、パスキャッチした瞬間に後ろからボールを叩き出すファインプレーを演じ、更に中央ランに大きなゲインを許さず3rd-6。
残念ながら#10の中央のランでFDを更新されて、東大陣41ydへ。パスを2回連続で成功されて、ゴール前9yd。#10のオフタックルランには前半同様にブリッツしたLB#45山田が足元への鮮やかな必殺タックルを浴びせて3ydロスさせるも、次プレーでQBエンドランでTD献上。これで0-24。(5:06)
自陣22ydからの東大2ndシリーズ。
RB#33土井田の12yd中央ランで自陣34ydに進むも、ここから前進できない。
カウンターランは3ydロス、オプションピッチも2ydロス、最後にQBサックを食らって4th-18/1-2-3パント。東大ハイパーオフェンスはどこに行ってしまったのか?
パントカバーで1stタックルに失敗し、一度後退したリターナーにオープンを大きくまくられロングゲインを許してしまい、早大2ndシリーズはゴール前26ydから。
1stプレーのスイープで完璧なブロックにより独走を許し、一発TD。点差は更に広がって0-31。(7:55)
東大3rdシリーズは自陣31ydから。
4ydオプションピッチ、5ydショベルパス、3ydダイブで苦しみながらも何とかFD獲得。しかし、3回連続のQBランは前進できず、4th-8/パント。
【4Q】15ydのパントリターンを許して、早大3rdシリーズは自陣43ydから。
CB#3安部の好パスカットで2nd-10とするも#10のパワフルなドローで東大陣44yd。SF#9高木の好パスカバーもあり、4th-1に追い込むも、#10の中央ランでFD献上してゴール前32ydへ。
2回のランに3rd-5まで粘るも、最後は#10がスクリーンから26ydTDラン。これで0-38。(3:35)
何とか一矢報いたいウォリアーズ。#32安達が自陣49ydまでのビッグキックオフリターンを演じて東大4thシリーズ開始。
RB#33土井田へのフェイクパスで2ndショートとし、QB#16郷原のオプションキープでFD獲得/敵陣41ydへ。成長著しいWR#27久世(2年)がフェイクパスを見事にキャッチしてゴール前20ydへ。
QB#16郷原の2回連続のキープでゴール前8ydへ。最後もQB#16郷原自ら決めキープで好走し、念願のTD。#23大津のTFPも決まり、7-38。(残り時間4:51)
東大のオンサイドキックは失敗して、早大4thシリーズは東大陣42ydから。
8ydランを許した後の2ndプレーでフェイクからのロングパスであっさりとTDを許す。これで7-45。(残り時間4:02)
東大5thシリーズは自陣31ydから。
3回のランでFD獲得できず4th-3となるも、当然ギャンブル。RB#33土井田がオプションピッチで好走し、東大陣49ydへ。リバースフェイクのQBランは相手に読まれて大きくロス/2nd-16。
しかし、TE#34梅田(4年)への17ydパスが見事に決まって敵陣40ydへ。残り時間40秒、ゴールまで40yd。
TDを狙ったロングパスは網を張っていた早大SFにインターセプトを喫し、東大陣45ydまで大きくリターン。
最後に早大が1プレー行ったところでタイムアップ。
無念の敗戦を喫したウォリアーズ。明大・中大との残る2試合で意地を見せ、その真価を発揮することを信じている。