2014/11/29-専修大学戦

日時  11月29日 16:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 7 ― 14 専修大学○

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 7 0 0 0 7
専修大 0 0 7 7 14

Game Report

リーグ戦3敗を喫して目標であったTOP8との入替戦を絶たれたばかりか、2部との入替戦出場が決定してしまった2014戦士達。
雨上がりの靄立ち込めるアミノバイタルで迎えるリーグ最終戦の相手は強豪専修大。
ベストゲームをして2部との入替戦に弾みをつけたい。

【1Q】専大のキックオフで試合開始。
東大1stシリーズは自陣32ydから。
先発QBは#12大槻(3年)。
RB#42宮山(2年)が中央を突いて9ydのナイスラン。
更にQB#12大槻がHOフェイクで中央突破、敵陣45ydへ。
1stプレーはWR#85菅原(4年)へのドローフェイクパス。
これが見事に決まり、好捕したWR#85菅原はディフェンダーをかわしてオープンを快走。持ち前の脚力で何とそのままエンドゾーンへ。見事な45ydの先制TD!
#18佐藤(3年)のTFPも決まり、開始僅か1分40秒で7-0と先制。

続くキックオフでは#88寒竹(3年)と#29堀江(3年)が好カバー。
専大1stシリーズは自陣22ydから。
OPピッチと中央ランでFD獲得/自陣35ydへ。
OPキープはOLB#88寒竹とILB#47清水の好守備でノーゲイン。
ドローでゲインされ3rd-インチとなるもパス失敗。
4th-インチ/パント。

東大2ndシリーズは自陣深く10ydから。
RB#42宮山の2回のランでFD獲得/自陣22ydへ。
WR#7藤原(2年)のスーパーキャッチで自陣40ydへ。
WR#13団栗(3年)へのフェイクパス成功/敵陣49ydへ。
更にオプションの動きから逆サイドのWR#85菅原へスクリーン。
WR#85菅原の好走で敵陣38ydへ。
ここまで非常にテンポ良い多彩な攻撃を展開してきた東大オフェンス。
今シリーズも得点に繋げて欲しい。
しかし、・・・。
ドローはノーゲインで2nd-10。
ショットガンのスナップが手につかず落球。
QB自ら確保するも大きくロスして3rd-16。
ロールアウトからのパスがWR#7藤原へ決まるもFDには届かず。
結局4th-6/パントとなり、絶好のチャンスを手放してしまう。

#88寒竹が見事なコントロールパント。
専大2ndシリーズは自陣4ydから。
中央ランはILB#47清水が真正面からの怒涛のタックルでノーゲイン。
続く中央ランもDL#90杉野(3年)・#77関口(4年)がナイスタックルで僅か4yd。
3rd-6の中央ランもフロント陣の粘りで何とか5ydに留める。
気迫溢れるディフェンスにより、4th-1/123パント。

【2Q】東大3rdシリーズは自陣48ydと絶好の位置から。
FB#23初谷(4年)とRB#42宮山の中央ランで3rd-2としFD獲得に期待がかかるも・・・ディレーオブザゲームの反則で5yd罰退/3rd-7。
スクランブルでゲインするもOLのホールディングの反則で10yd罰退/3rd-17。
RB#42宮山がOPピッチで11yd好走するもFDには遠く及ばず。
度重なるミスで今シリーズもチャンスを手放し、4th-8/パント。

今回も#88寒竹が好パント。専大3rdシリーズは自陣11ydから。
OPピッチはSF#1船倉(3年)とDL#95神田(3年)が2ydロスに仕留め2nd-12。
しかし、専大RBがドローでサイドライン際を独走。
このままTDかと思われたところで、逆サイドのCB#29堀江が快足を飛ばして必死にパシュート。
何とか東大陣39ydでタックル。
次プレーのスクランブルを止めるもフェイスマスクの反則を取られ15yd罰退。
専大は東大ゴール前21ydでFD獲得。
しかし、ここから東大ディフェンスが粘りに粘る。
QBドローフェイクのロングパスはCB#29堀江が後一歩でインターセプトとなる好カバーで失敗。
OPキープはILB#48渡辺(2年)・DL#90杉野が見事な3ydロスタックル。
3rd-13のドローもDL#90杉野がRBの足をつかみ、二の矢三の矢のギャングタックルで8ydロス。
結局4th-21として専大はパント。

自陣ゴール前2ydと苦しい位置からの東大4thシリーズ。
中央ランは1ydロスし、自陣1ydとセイフティーのピンチ。
しかし、QB#12大槻がOPキープで8ydゲイン/3rd-3。
続くOPピッチはゲイン出来ず、結局4th-3/123パント。

今度も#88寒竹が超スーパーパント。
滞空時間・距離共に申し分ないパントで大きく陣地挽回。
専大4thシリーズは自陣43ydから。
前半残り時間は3分強。
専大はノーハドルオフェンスを展開。
中央突破されてFD献上/東大陣43ydへ。
3rd-1まで粘るもドローでFDを許し、東大ゴール前26yd。
残り時間は1分半、ここを何とか凌いで欲しい。
中央ランはDL#79山名(4年)が4ydに仕留め、続く中央ランはフロント陣がゲインを許さず。
3rd-6となったところで専大はタイムアウト。
コールされたドローフェイクパスは失敗。
結局4th-6となり、専大は39ydFGトライをするも失敗。
東大ディフェンス陣の気迫と粘りが得点を許さない。

前半残り時間39秒で最後の攻撃権を手にした東大5thシリーズは自陣22ydから。
何とかFG圏内まで持っていきたいところ。
しかし、2本のパス失敗。
スクランブルでFD獲得して自陣35ydまで進むも、ロングパスをインターセプトされ攻守交代。

残り5秒、自陣29ydからの専大最後の攻撃。
同じくロングパスをSF#2村本(2年)がインターセプトしたところで前半終了。

【3Q】東大#96鈴木(3年)のキックオフで後半開始。
さあ、ここからが2014ウォリアーズの真価の見せ場。
これまでミス・反則による自滅で全ての接戦を落としてきた二の舞を繰り返さないで欲しい。

#10関(3年)の見事なカバーにより専大1stシリーズは自陣28ydから。
いきなり13ydドローでFD献上/自陣41ydへ。
中央ランを1ydに仕留めるも次のプレーで痛恨の一発TD献上。
OPピッチを受けたRBがサイドライン際を独走し、何とそのままエンドゾーンへ。
TFPも決まり、7-7の同点。(1:31)
試合は振り出しに。

東大1stシリーズは自陣31ydから。
RB#42宮山がHOを受けた瞬間にタックルされ3ydロス。
WR#85菅原への9ydパスが決まり、3rd-4。
QB#12大槻がOPキープで好走し、FD獲得/ハーフラインへ。
更にWR#85菅原がショートパスキャッチ&RACでFD獲得/敵陣39ydへ。
しかし、ここからが続かない。
RB#42宮山の中央ランで5ydゲインするも、続くスイングパスはキャッチした瞬間タックル。
大きくロスして3rd-12。
激しいラッシュを受けてパス失敗。
結局、4th-12/パント。

専大2ndシリーズは自陣23ydから。
3rd-1まで粘るもQBドローで大きく前進され自陣47ydへ。
2nd-7でのパス成功で東大陣40ydへ。
しかし、ここでも東大ディフェンス陣が見事に粘る。
ILB#43渡辺(3年)がスクランブル・中央ランをきっちり止めて3rd-5。
ドローで抜かれそうなところをDL#95神田がナイスタックル/僅か2yd。
4th-3とするも専大はギャンブル。
OPピッチをOLB#88寒竹が見事な3ydロスタックル。
FDを与えず攻守交代

自陣36ydからの東大2ndシリーズ。
QBは#15古屋(3年)に交代。
1stプレーでRB#42宮山が中央突破してハーフラインへ。
続くプレーでフェイクパスがWR#8川嶋(3年)に見事に決まり、敵陣38ydへ。
WR#85菅原への5ydパスで2nd-5とし、QB#15古屋のOPキープで3rd-インチとなったところで、いよいよ最終4Qへ。

【4Q】勝負どころの4Q最初のプレー。
RB#42宮山が中央ランで好走/ゴール前20ydへ。
さあ、ここは絶対に得点を挙げたい。
QB#15古屋のOPキープで2nd-5。
RB#42宮山の中央ランで3rd-1。
OPキープはノーゲイン/4th-1。
東大はFGではなく迷わずプレーを選択。
しかし、FB2人とTBの3人のRB体型からTBのパワープレーでROS突破を目指すも、専大の壁厚し。
FD獲得ならず、攻守交代。

命拾いした専大3rdシリーズは自陣11ydから。
2回の中央ランはDL#90杉野・#95神田・#79山名、ILB#47清水・#43渡辺等のフロント陣が気迫溢れるプレーでゲインを許さず、3rd-10。
ドローも5ydに仕留め、4th-5/123パント。
オフェンスのもたつきにめげず、体を張って専大の前進を食い止めたディフェンス陣あっぱれ!

しかも、専大パントはミスパント。
残り時間7分半、東大3rdシリーズは敵陣ゴール前37ydと絶好の位置から開始。
先ずはQB#15古屋のQBドローで5ydゲイン。
OPフェイクパスを試みようとするも、激しいラッシュで3ydロスタックル/3rd-8。
WR#85菅原へのパス成功で4th-インチ。
QB#15古屋のQBスニークでFD獲得/ゴール前26ydへ。
更にQB#15古屋のHOフェイクランで2nd-2/ゴール前18ydへ。
3回目のタイムアウトを取った東大は中央ランをコールするも1ydロス。
残り時間3分40秒、3rd-3/ゴール前19yd。
コールしたプレーはオプション。
しかし、・・・逆サイドから猛追してきたDLが後ろからQBをタックルし、思わずファンブル。
専大DLがこぼれたボールを拾ってそのまま長躯75ydのファンブルリターンTD。
TFPも決められ、7-14。
まさに悪夢のような10数秒で東大は一気に地獄へ。

専大スクイーブキックは確保するだけで精一杯。
東大4thシリーズは自陣27ydから。
WR#85菅原への12ydパス成功でFD獲得/自陣39ydへ。
専大の激しいパスラッシュの中、QB#15古屋が9yd・13ydと2回連続のスクランブルで敵陣39ydへ。
残り時間2分半。
しかし、・・・東大の攻撃もここまで。
2回のパス失敗の後のスクランブルは3ydロス。
4th-13になり、最後のパスも失敗。

残り時間1分20秒。
もうタイムアウトの残っていない東大に為す術無し。
専大が2回連続でニーダウンして7-14のまま試合終了。

まさに今シーズンを象徴するような試合で最終戦に負け、リーグ戦3勝4敗/6位でリーグ戦を終えた2014ウォリアーズ。
2006以来8年ぶりの2部との入替戦は2週間後の12月14日。
2014ウォリアーズのラストチャンスに持てる力の全てを発揮して欲しいと願うばかり。
2014戦士達の尊厳と意地の全てを賭け、必ずや勝利する!
頑張れ2014戦士達!、頑張れ4年生!