2008/11/22-専修大学戦
日時 11月22日 13:45 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 15 ― 17 専修大学◯
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
東京大 | 6 | 6 | 3 | 0 | 15 |
専修大 | 7 | 10 | 0 | 0 | 17 |
Game Report
ここまで2勝4敗のウォリアーズ。今季最終戦の相手は3勝3敗の専修大学。
勝って5位・負けても6位のウォリアーズだが、関東一部リーグトップクラスの破壊力あるオフェンスの集大成、ディフェンス陣の最後の奮起、更には2008戦士達の誇りと意地の全てを賭けた戦いが始まった。
【1Q】専大のキックオフで試合開始。専大の早い潰しで東大1stシリーズは自陣24ydから。
QB#14有井(4年)からTE#80梅田(2年)へのパス、RB#31星野(3年)の中央へのラン、RB#47高見(4年)の力強いダイブで3回FDを重ね敵陣42ydへ。3rd-4となるもQB#14有井の好スクランブルでゴール前31ydへ。しかしフォルススタートの反則で1st-15となった後のスクリーンパスをWRが弾き、専大がインターセプト。絶好のチャンスを活かせないウォリアーズ。
専大1stシリーズは自陣38ydから。
3rd-6に追い込むが、ショートパスをキャッチしたWRにタックルミスしてFD献上。さらにハーフラインで投じられたロングパスを東大DBをあっさり抜き去った専大WRがキャッチし、一気にゴール前13ydへ。QBランで9yd前進されるも、続く中央ランはノーゲインに押さえて3rd-1。しかし、最後は力で押し込まれ先制TDを許し、TFPも決められ0-7。(6:48)
KORで大きく返せず東大2ndシリーズは自陣27ydから。
1stプレーでビッグプレー炸裂。QB#14有井が投じたオプションフェイクパスをスーパーアスリートTE#80梅田がキャッチし、タックラーをものともせずにサイドラインを疾走し、ゴール前25ydへ。RB#35土井田(2年)の中央へのランは2yd止まりだったが、この日大活躍のRB#47高見の好ダイブは7ydゲインし、3rd-1。更にRB#47高見のダイブでFD獲得してゴール前14ydへ。RB#35土井田がオプションピッチから9yd好走して2nd-1。続くプレーはセンターからスナップを受けたRB#31星野がQB#14有井へオプションピッチし、QB#14有井がパスを投げるスペシャルプレー。しかし、専大プレッシャーの前に奇策は奏功せず、3rd-1。いやなムードになりかけたが、最後はパスキャッチしたTE#80梅田がタックルされながらもエンドゾーンへ手を伸ばしてTD。TFPはスナップミスでキックできず、6-7。(9:33)
専大2ndシリーズは自陣23ydから。
1回FDを与えるも、専大ホールディングの反則で1st-20となり、中央へのランは2ydゲインに止め、続くパスはWRがキャッチした瞬間にLB#52柴田(3年)が目の覚めるような一撃タックルを浴びせて3rd-16。ロングパスも失敗させてパントとなり、東大守備陣奮起のシリーズ。
【2Q】自陣31ydからの東大3rdシリーズ。
RB#47高見の12ydオプションピッチやQB#14有井の10ydスクランブルでFDを重ねて敵陣45ydへ。パス失敗、オプションピッチは専大ディフェンスが大当たりで4ydロスとなったが、迎えた3rd-14でQB#14有井の好オプションキープで12ydゲインし、4th-2。当然東大はギャンブル。オプションピッチでFD獲得したかに見えたが、ファンブルしたボールを専大にリカバーされて攻守交替。なかなかモメンタムを引き寄せきれないウォリアーズ。
ピンチを凌いだ専大の3rdシリーズは自陣35ydから。
LB#52柴田のQBサックで2nd-18とするも、スイープでロングゲインされ3rd-5。更にショートパスを通されてハーフライン近くでFDを与えてしまう。その後も、パス・ドロー・パスでテンポ良く3回FDを重ねられて、ゴール前10ydへ。2回連続でパス失敗し3rd-10まで耐えるも、最後は専大WRのスーパーキャッチでTDを奪われ、TFPも決まって6-14。(6:19)
東大4thシリーズは自陣28ydから。
いやなムード漂う中、1stプレーでQB#14有井が左オプションキープから中央に切れ上がり、快足を飛ばして右サイドラインを独走して、長躯72ydの一発TD。TFPは1本目のTDで失敗しているので2ポイントを選択。QB#14有井からRB#47高見へのパスは成功するもキャッチした瞬間にゴール前3ydでタックルされて失敗。惜しくも同点ならず12-14と2点のビハインド。(6:37)
関東NO.1のリターナーにロングゲインされて専大4thシリーズは東大陣45ydから。
2回連続でミドルパスを通されてあっという間にゴール前11yd。しかし、ここは東大守備陣も踏ん張る。2回のランに3ydしかゲインさせず、続くパスにもロスタックルを浴びせて4ht-11。専大を迷わずFGトライし、29ydFGは成功。これで12-17。(残り2:15)
自陣24ydからの東大5thシリーズ。
ここから自慢の破壊力を発揮して2ミニッツオフェンスを仕掛けるのか。RB#35土井田の13ydスクリーンパス、WR#89池内(2年)の12ydパスキャッチで敵陣47ydへ。更にQB#14有井からのパスをキャッチしたWR#89池内がRB#35土井田へピッチするスペシャルプレーでゴール前28ydへ。3rd-3となるもWR#44鈴木(3年)が11ydパスを好捕して、残り時間30秒を切ってゴール前9ydと絶好の逆転のチャンス。しかし、スパイクで時間を止めた後のTDパスは捕球ミスで失敗、オプションピッチはノーゲイン。残り時間8秒で4th-9。FGトライをするも中央から割って入られた専大ラッシャーにブロックされて失敗。ゲインはすれども勝負所でのミスにより得点できずに前半終了。
【3Q】東大のキックオフで後半開始。
自陣36ydからの専大1stシリーズで、いきなりスイープでオープンを独走されて、東大陣40ydへ。続くシリーズも3rd-2とするも中央のランでFDを奪われて、わずか4プレーでゴール前24ydと開始早々の大ピンチ。しかし、ここで東大守備陣が猛奮起。DL#5長田(4年)とLB#26高柿(4年)の連続QBサック、専大のインテンショナルグランディングの反則で3rd-26。QBランも何とか仕留めて4th-18となり、パントに追い込む。
自陣16ydからの東大1stシリーズ。
WR#19森田(4年)の14ydパスキャッチ、RB#35土井田の14ydオプションピッチで敵陣47ydへ。更にQB#14有井の9ydスクランブル、RB#31星野の7yd中央ランでゴール前31yd。3rd-6で投じられたWR#89池内のパスはギリギリでFDに届かず、ギャンブル。QB#14有井のキープで何とかFD獲得して、ゴール前20ydと絶好のチャンス。
しかし、・・・・・ここからが相変わらずどん詰まり。ラン・パスとも有効なゲインを奪えずに4th-5。WR#19森田へのクイックパスが見事に成功してFD獲得と思ったのも束の間、無情にもイエローフラッグ。ホールディングの反則で10yd罰退して4th-16。結局FGトライを選択。キッカー#85松岡(3年)のキックは専大ラッシャーの手をかすったが、何とか左右のバーの間に吸い込まれて43ydFG成功。15-17と2点差に迫る。(10:12)
自陣29ydからの専大2ndシリーズ。
ランプレーで1回FDを獲得され自陣40ydまで進まれるが、東大守備陣が頑張って3rd-8。ショートパスを通されるも、WRがキャッチした瞬間に猛スピードでタックルを浴びせた1年生SF#29高木の闘志溢れるプレーでパントに追い込む。
【4Q】東大2ndシリーズは自陣19ydから。
RB#47高見が力強くタックラーを引き摺りながら中央突破して自陣31ydへ。更に、WR#89池内への10ydパス、TE#81湯澤(2年)への15ydパス、RB#35土井田の12yd中央ランが立て続けに決まって、ゴール前30ydへ。RB#47高見の5ydダイブの後、RB#35土井田が一人カウンターから10yd好走してゴール前15ydへ。更にQB#14有井の9ydスクランブル・2ydキープでゴール前4ydへ。しかし、・・・・・・今回もここから進めない。2回のランで1ydしか進めず、3rdダウンで投じたパスは専大DLにカットされてそのままDBにインターセプト。
残り時間5分半で迎えた専大3rdシリーズは自陣32ydから。
1回FDを獲得されハーフラインまで進まれるも、CB#10玉川(3年)が値千金のインターセプトを魅せ、大きくリターン。
残り時間4分で攻撃権を獲得した東大3rdシリーズは敵陣39ydから。
今シリーズで何とか得点しないと勝利は厳しい。3rd-3となるも、専大のフェイスマスクの反則でゴール前17ydでFD獲得。RB#35土井田がセカンド・サードエフォートで13yd前進し、ゴール前4ydへ。
しかし、・・・・・今回もまた・・・・・。
1stプレーでRB#35土井田がオプションピッチからエンドゾーンに駈け抜け、見事逆転のTDと思いきや、無情にもイエローフラッグ。エンドゾーン内でのホールディングの反則でゴール前10ydまで罰退。2yd前進した後、今試合初めて登場したQB#15名井(3年)が冷静にオプションキープでエンドゾーンまで走って今度こそ逆転のTDと思った瞬間、またもやイエローフラッグ。同じくホールディングの反則。結局残り時間50秒/4th-12となり、FGトライ。
FG成功でも18-17と逆転することができ、しかも29ydFGトライと短い距離。誰もが成功すると思ったが、またもや専大ラッシャーに中央を割られてボールをブロック。
専大最後の攻撃をパントに抑え、残り時間20秒で本当に最後の攻撃権獲得。しかし、投じたパスはこの日3個目のインターセプト。
この瞬間、15-17での敗戦が決定した。