2015/10/31-帝京大学戦
日時 10月 31日 15:15 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 8―10 帝京大学○
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
東京大 | 0 | 0 | 8 | 0 | 8 |
帝京大 | 0 | 3 | 0 | 7 | 10 |
Game Report
チャレンジマッチ進出に向けて、崖っぷちに立たされたウォリアーズ。
肌寒いアミノバイタルでの第5戦の相手は帝京大。
BIG8最強のディフェンス力を有し3勝1敗と絶好調の難敵。
ウォリアーズの命運を握るラストチャンスの戦い。
最後までタフなロースコアゲームになること必至だが絶対に勝つ。
【1Q】帝京大キックオフで試合開始。
キックがタッチバックとなり、東大1stシリーズは自陣25ydから。
先発QBは#12大槻(4年)。
WR#7藤原(3年)への8ydフェイクパス成功で2nd-2。
QBキープは2ydロスして3rd-4。
WR#19野金(3年)への15ydドローフェイクパス成功。
FD獲得/自陣46ydへ。
しかし、この後が続かない。
スクリーンは4yd、得意のジェットスイープも僅か2ydで3rd-4。
帝京大LBの手に当たり高く上がったパスをDBがインターセプト。
ターンオーバーにより攻守交代。
自陣37ydからの帝京大1stシリーズ。
9ydオープンランの後のショートパスでFD献上/ハーフラインへ。
しかし、ロースコアゲームを覚悟の堅守の東大ディフェンス陣。
フェイクパスはカバー良く失敗。
QBキープをDL#88寒竹(4年)・#95神田(4年)がハードタックル。
一切のゲインを許さず3rd-10。
4ydショートパス成功するも、ILB#44勝(2年)がRACを許さず。
見事に4th-6/パントに追い込む。
しかし、パントがゴール前ギリギリに。
東大2ndシリーズは自陣3ydからと厳しい位置から。
何とかゴール前を脱出したいところ。
RB#28宮崎(4年)の2回連続の中央ランで3rd-2。
更にRB#28宮崎がスクリーンで気迫溢れる2ndエフォート。
自陣21ydでFD更新。
しかし、強力ディフェンスの帝京大。
TE#81岸本(3年)のジェットスイープは6ydロス。
RB#28宮崎の7ydスクリーンで挽回するも3rd-9。
ロールアウトからのパスはオーバースローで失敗。
結局4th-9/パント。
帝京大2ndシリーズは自陣43ydと好フィールドポジションから。
中央ランをDL#92原田(4年)が見事に2ydロスタックル。
ショートパス成功を許すもILB#48渡辺(3年)がナイスタックル。
3rd-6に追い込むも、スクリーンでFD献上/東大陣42ydへ。
パス失敗、スクリーンも僅か3ydに留め、3rd-7。
QBドローも何とか6ydに留め、4th-1。
今シリーズを勝負所の一つと見た帝京大は1回目のタイムアウト。
パントでは無く、ギャンブル。
中央突破され、東大ゴール前27ydまで侵攻されたところで2Qへ。
【2Q】1stプレーのパス失敗。
ここで帝京大は2回目のタイムアウト。
繰り出すプレーはQBキープのオープンラン。
しかし、ILB#44勝が反応良く1ydロスタックル/3rd-11。
オプションピッチはCB#29堀江(4年)が素早い上がりを魅せる。
見事に5ydロスタックルに仕留め、4th-16。
誰もがパントに追い込んだと思い、実際に帝京大はパント体型。
しかし、スナップを受けたパンターがそのまま走るスペシャルプレー。
意表を突かれた東大は反応が遅れ、一気にゴール前16ydへ。
それでも、気持ちの切れない東大ディフェンス陣。
ドローをDL#90杉野(4年)・#88寒竹が見事に2ydロスタックル。
オープンランはSF#2村本(3年)が僅か2ydに仕留める。
これで3rd-10。
更にパス失敗で4th-10/ゴール前16yd。
帝京大はFGトライ。
33ydFG成功により0-3となるも、見事な粘りのディフェンス陣。
(3:41)
#28宮崎がゴール前から自陣31ydまで好キックオフリターン。
まあまあの位置からの東大3rdシリーズ。
今シリーズで何とか得点しておきたいところ。
しかし、・・・。
1stプレーのフェイクパス。
WRが弾いたボールを帝京大DBがインターセプト。
2回目のターンオーバーにより攻守交代。
帝京大3rdシリーズは東大陣45ydと絶好のポジションから。
殆ど休む間も無くフィールドに戻る東大ディフェンス陣。
今シリーズも真骨頂の粘りを発揮できるのか?
5ydオプションピッチ、4ydオープンランで3rd-1。
中央ランを全員ディフェンスで食い止め、4th-インチ。
ここを勝負所と見た帝京大は最後のタイムアウト。
繰り出すプレーはQBスニーク。
何とか止めたかに見えたが、残念ながらFD更新との判定。
QBドローで9yd走られ、QBスニークでFD献上/ゴール前23yd。
しかし、粘りの東大ディフェンス陣は気迫が違う。
パス失敗、スクリーンをSF#2村本が僅か3ydに仕留め3rd-7。
フェイク後のQB中央ランをDL#88寒竹がナイスタックル。
一切のゲインを許さず、4th-7/ゴール前20yd。
帝京大は前シリーズに続いてFGトライし、37ydFGは失敗
堅守の東大ディフェンス陣が見事にピンチを救う。
前半残り時間4分弱。
東大4thシリーズは自陣20ydから。
ここまで殆どまともに攻撃できていない東大オフェンス陣。
今シリーズこそ、目を覚ませ!
先ずはRB#21関野(3年)がアイソレーションで12yd好走。
自陣32ydへ。
同じプレーで8ydゲイン/2nd-2。
オプションピッチは1ydロス。
3rd-3となるも、WR#19野金へのパスが見事にヒット。
ハーフラインへ。
残り時間は1分半弱。
少なくともFG圏内までは進みたい。
WR#19野金がスクリーンでFD獲得/敵陣39ydへ。
WR#13団栗(4年)への9ydパスが見事にヒット。
2nd-1/ゴール前30yd、時間は1分、タイムアウトは3回。
TDを狙うための条件が揃った絶好のチャンス。
しかし、・・・。
パスを試みようとするも帝京大の激しいプレッシャー。
QBサックを逃れ、無理な体勢から中途半端に投げたパス。
狙っていた帝京大LBに痛恨のインターセプトを喫してしまう。
前半3回目のターンオーバーにより攻守交代。
帝京大が1回ランプレーを行ったところで前半終了。
厳しいポジションからの帝京大オフェンスが延々と続いた前半。
それでもめげずに耐え抜き最少失点で凌いだ東大ディフェンス陣。
一方、3インターセプトを食らった東大オフェンス陣。
2015ウォリアーズの命運は後半1時間の戦いが全て。
【3Q】東大キックオフで後半開始。
帝京大1stシリーズは自陣35ydから。
先ずはDL#88寒竹の見事なQBサックで7ydロス。
パンターとしてだけでなくDLとしても目覚ましい成長の頼れる男。
オープンランで8yd、中央ランで5ydの前進を許すも4th-4。
見事に123パントに仕留める幸先の良い後半スタート。
#80三宅(3年)が好パントリターン。
東大1stシリーズは自陣35ydから。
先ずはRB#21関野がアイソレーションでFD更新/自陣45yd。
非常に大事な1stシリーズ、どう攻めるのか?
しかし、・・・。
投じたミドルパスを帝京大LBにインターセプトされてしまう。
ウォリアーズ史上極めて稀な4本目のインターセプトで攻守交代。
帝京大2ndシリーズは東大陣45ydと絶好の位置から。
1stプレーで帝京大反則(チョップブロック)により15yd罰退。
8ydパス成功を許すも2nd-17。
スクリーンを5ydに留め3rd-12。
続くパスも失敗させ、4th-12/123パント。
しかも、距離が短く、サイドライン外で出てしまうミスパント。
東大2ndシリーズは自陣27ydから。
今シリーズこそ、絶対にTDを取る。
RB#33宮山(3年)のオプションピッチで2nd-3。
RB#21関野の中央ランで3rd-1。
RB#28宮崎のカウンターHOでFD更新/自陣41ydへ。
RB#21関野の2回連続のランで3rd-3。
時間が足りなくなり不要な1回目のタイムアウト。
QB#12大槻のオプションキープでFD更新/敵陣44ydへ。
2回の3rdダウンコンバージョンを乗り越え、敵陣入りした東大。
TD狙いのフェイクパスはWRの手に当たりながらも失敗。
RB#33宮山の5yd中央ランで3rd-5。
続くランは1ydしかゲインできず、4th-4と追い込まれる。
しかし、ここは迷うことなくギャンブル。
コールされたプレーはWR#8川嶋(4年)へのフェイクパス。
これが見事にヒットし、FD更新/ゴール前26ydへ。
1stプレーでRB#21関野が中央突破のナイスラン。
ゴール前14ydへ。
またもや時間が足りなくなり、不要な2回目のタイムアウト。
どう攻めるのか?
RB#28宮崎が中央を突き、2nd・3rdエフォート。
6yd前進/2nd-4/ゴール前8yd。
ハンドオフを受けたRB#21関野がオープンへ展開。
そのままエンドゾーンへ。
待ちに待ったTDで先ずは6-3と逆転。
前節まで既に2敗の東大。
チャレンジマッチ出場の可能性はあくまでも他力本願。
5勝2敗の三つ巴による得失点差勝負に賭ける東大。
そのためには最低5点差の勝利が必要条件。
キックの体型から2点TFP狙いのスペシャルプレー。
ホルダーに入ったQB#15古屋(4年)からのパスプレー。
ターゲットはWR#13団栗。
これが見事に成功し、8-3。(3Q残り7秒)
【4Q】帝京大3rdシリーズは自陣32ydから。
逆転して更に勢いづく東大ディフェンス陣が立ちはだかる。
3yd中央ランの後の帝京大スペシャルプレー。
スクリーンからのリバース。
CB#29堀江が落ち着いて対応。
見事な7ydロスタックルで3rd-14。
激しいラッシュでパスを失敗させ、4th-14/123パント。
気迫溢れる見事なディフェンス。
しかも、パントをキャッチした#80三宅がビッグリターン。
東大3rdシリーズは自陣49ydと最高の位置から。
2nd-10となるも、RB#21関野がオープンを快走。
健脚を飛ばして26ydのビッグラン/ゴール前25ydへ。
次いで2ydの中央ラン/2nd-8。
後半最後のタイムアウトを取ってオプションピッチ。
ピッチミスでボールは人工芝上を転々。
何とかOL#75山田(4年)がリカバー/3rd-8。
コールされたプレーはWR#8川嶋のスクリーン。
RB#4櫻澤(4年)の好ブロックに支えられ、ゴール前14ydへ。
更に1stプレーでRB#21関野がアイソレーションで快走。
2nd-インチ/ゴール前5yd。
何でもできるオフェンス絶対優位のシチュエーション。
しかし、世の中本当に上手く行かない。
2回連続でオフタックルからオープンを伺うが各々3ydロス。
結局、4th-7/ゴール前11yd。
28ydFGトライを余儀なくされるも、FGは惜しくも失敗。
悔やんでも悔やみきれない残念なシリーズ。
残り時間は5分半。
帝京大4thシリーズは自陣20ydから。
しかし、何があっても東大ディフェンス陣は心が折れない。
パワープレーはDL#92原田・#90杉野がゲインを許さない。
パスはCB#22渡邊(4年)の好カバー・好タックルで失敗。
オプションピッチにもゲインを許さない。
見事に4th-10/123パントに仕留める。
しかし、ここで痛恨のミス。
パントをリターナーが落球し、帝京大がリカバー。
東大ゴール前35ydから帝京大の攻撃が再開。
そして1stプレーでいきなり29ydロングパスを通され、ゴール前6yd。
タイムアウトを取って落ち着かせることもできない状況。
それでも東大ディフェンス陣は冷静さを失わない。
リバースを名手CB#29堀江が4ydロスに仕留め、ゴール前10yd。
続くQBランは前進を焦ってボールをファンブル。
これを東大がゴール前で押さえ、起死回生のターンオーバー。
自陣3ydと苦しい位置からの東大4thシリーズ。
残り時間は2分40秒。
2nd-2のプレーでスナップが手につかず落球。
何とか自らリカバーするもロスして3rd-11/ゴール前2yd。
中央ランもノーゲイン。
結局、4th-11/ゴール前2yd。
奥行きが無く、蹴り辛い苦しい位置からのパント。
しかし、何度もチームを救ってきた関東随一のパントなら・・・。
陣地挽回を図って欲しいと祈るも、全く飛ばずサイドライン外へ。
残念ながら帝京大にゴール前24ydからの攻撃を許してしまう。
そして、運命の1stプレー。
フェイクを2回入れたトリッキーなパスがエンドゾーンのWRにヒット。
TFPも決まり、終了間際に8-10と逆転を許してしまう。
(残り時間1:39)
全くキックオフリターンできず、東大最後の攻撃は自陣10ydから。
ゴールまで90yd、タイムアウトは無し。
3rd-10でWR#13団栗への15ydパスが成功/自陣25yd。
次いでTE#81岸本への15ydパス成功/自陣40yd。
残り時間は1分強。
しかし、ここまでが精一杯。
パス失敗の後、3回連続でQBサックを浴び、矢折れ刀尽きる。
8-10の敗戦決定。
TOP8への道が完全に断たれた瞬間であった。
1年間かけて目指してきた目標が消滅した2015戦士達。
残念無念、断腸の思い。
しかし、立ち上がるしかない。
瀕死のウォリアーズを蘇生するために何ができるのか・何を残せるのか。
全てのチーム関係者が一体となって残り1ヶ月間体現するしかない。
2015ウォリアーズを歴史に刻めるチャンスは残り1か月の生き様次第。
頑張れ、2015戦士達!