2016/09/11-駒澤大学戦

日時 9月 11日  14:00  Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学  43―11  駒澤大学●

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 7 15 7 14 43
駒澤大 5 3 3 0 11

Game Report

いよいよシーズン開幕。春の試合では順調に勝利を重ねたWARRIORSだが、春と違って何が起こるか分からないのが秋のリーグ戦である。初戦の相手は、去年と同じ駒澤大学。昨年タイブレイクの末辛勝した強敵だ。トップ8昇格の為には、完勝することが必須の試合である。

【1Q】
東大のキックオフ・リターンで試合開始。東大自陣20ydでボールデッド、ここから東大最初の攻撃開始。立ち上がりからRB#33宮山(4年)のランプレーで着実にゲインするも、フレッシュはならず攻守交代となる。

続く東大ディフェンスは、ランプレーを主軸とする駒澤の攻撃に苦しむ。立ち上がりの2プレーで、あっという間にフレッシュを許してしまう。続くGoal to 29ydからのランプレーこそDB#20鎌形(3年)がハードタックルを決めるも、やはりランプレーが止まらない。何とかFGに持ち込むが、キックを決められ0-3とリードを許してしまう。
駒澤大学得点後のキックオフ・リターン、不穏な流れを断ち切りたいところ、ここで#33宮山が渾身のキックオフ・リターン・タッチダウン!本日最初のビッグプレーが炸裂し、チームを勢いづかせる。

駒澤の第2シリーズはGoal to 75ydから。駒澤の力強いラン攻撃に対し、ディフェンスは我慢の展開が続く。Goal to 60ydからの1st-10、パス攻撃に対し、DB#25甲斐(4年)があわやインターセプトの好守を見せる。その後もじりじりと中央のランが出るが、長いシリーズにも最後まで集中を切らすことなくリードを死守した。

東大の第2シリーズ。そろそろフレッシュを狙いたいところだが、スナップミスが響き痛恨のセーフティ。再び攻守交代となってしまう。

セーフティ後の東大のキックオフ。盤石の布陣で臨み、集まりよくナイスカバー!駒澤のリターンを許さない。
やはり駒澤のランプレーに苦しむ展開が続く中、1Q終了となる(7-5)。

【2Q】
自陣30ydからの1st-10、インサイドのランを2ydに抑えるも続く2nd-8でクイックパスを通されフレッシュを許す。
さらに駒澤オフェンスがクイックパスを成功させ2nd-inchとするもここで駒澤にホールディングの反則があり罰退、2nd-11になる。
TBにボールが入った直後にDL#5野原(4年)、DB#2村本(4年)がナイスタックル、その後のプレーも抑え4th downへと持ち込む。
駒澤がFGを成功させ7-8と逆転を許す。

続くキックオフ・リターンでビックプレー炸裂!#33宮山が本日2本目となるリターンタッチダウンを決め14-8とすぐさま逆転。エースナンバーを背負う4年生がその真価を遺憾なく発揮した見事なプレーで試合の流れを引き寄せる。

さらにキックオフ・カバーでは#19野金(4年)、#81岸本(4年)が華麗なタックルを決め駒澤オフェンス第4シリーズはGoal to 78ydからとなる。
TBのランで進まれフレッシュを許すも、Goal to 61yd での1st-10でDL#5野原が相手QBにプレッシャーをかけパス失敗へと持ち込む。
さらに2nd-10ではLB#55藤本(3年)が駒澤TBをナイスタックル、しかし続くプレーで8ydのゲインを許し4th-1となる。
ここで駒澤はギャンブルを選択、試合の流れを左右する重要な局面でLB#44勝(3年)がLOSを割り込む痛烈なタックル!見事にノーゲインに抑え、攻撃権は東大へ。

東大オフェンス第3シリーズはGoal to 48ydの好位置から。フォルススタートによる罰退もあり攻めあぐねるも、2nd-15でコールされたドローでRB#28荒井(2年)が50ydを快走しタッチダウン!春は怪我に苦しんだ荒井だが、持ち前のアスリート性を生かしチームに大きく貢献する。
さらにTFPではQB#16松下(3年)からTE#81岸本へプレイアクションパスがヒットし2点を追加、22-8とその差を広げる。

キックオフ・カバーでは#25甲斐がナイスタックルを見せ、駒澤オフェンス第5シリーズはGoal to 74ydから。
オフェンスのナイスプレーに応えたいディフェンス、1st-10でのTBのランをLB#44勝がナイスタックル。
2nd-10でのパスを通されフレッシュを許すも、着実にタックルを重ね3rd-3まで持ち込み、DL#5野原がTBスクリーンをタックル。パントにより攻守交代。

しかし、東大オフェンス第4シリーズはファーストプレーで痛恨のインターセプト!
良い流れを掴みきれない東大。

Goal to 49ydからの駒澤オフェンス第6シリーズ、ファーストプレーで駒澤QBに10ydのゲインを許しフレッシュされてしまう。
続く1st-10ではLB#55藤本、LB#44勝がTBのランを見事にタックルするも、2nd downで東大にパスインターフェアの反則、Goal to 29ydで1st downとなる。
ここでDL#60高橋(4年)が見事なサック!相手に流れを渡さない。
さらにLB #47東(4年)のナイスディフェンスで4th downへと持ち込む。
駒澤のFG失敗により22-8のまま試合は後半へ。

【3Q】
東大のキックオフで後半開始。#25甲斐のハードタックルで駒澤のリターンを自陣深くに押し留め、Goal to 76ydから駒澤オフェンスの第1シリーズが開始。前半戦、駒澤のランプレーに苦しんだディフェンスは、そろそろ反撃に出たいところである。
ファーストプレーは、見事な集まりで駒澤のランを封じ込め、続くプレーもパス失敗。
このまま3 & Outと行きたいところだが、ここで再び駒澤のランプレーが炸裂。何とかLB#41宮崎(4年)が後ろから食らいつくも、一気にGoal to 5ydまで攻め込まれてしまう。
しかしここからが今年のディフェンスの勝負強さ。QBキープをLB#44勝がハードタックルすると、続くプレーも集まりよく仕留め、最後は中央のランをDL#60高橋が抑えてフィールドゴールに持ち込む。駒澤がFGを決め、22-11で攻守交代となる。

東大オフェンスの第1シリーズ、ファーストプレーはQB松下#16がキープするも、ロスタックルされてしまう。
ここから、RB#21関野(4年)が力強いランで、ボールを進め、大事な場面でフレッシュをもぎ取る。
Goal to 57ydからの1st ダウン。まだフィールド半ばかと思いきや、ここでQB#16松下からWR#7藤原(4年)へのパスが決まると、そのままボールはエンドゾーンへ。主将OL#74加藤(4年)の秀逸なブロックにも会場から歓声が上がる。
K#29上野山(2年)のFGもかっちり決まり、29-11とリードを広げる。

続く東大ディフェンス。ファーストプレーはQBのランにフレッシュを許すが、その後LB#55藤本が相次いでタックルするなど好守を見せる。最後はDB#11石川の華麗なロスタックルにより、駒澤の攻撃を封じ込める。

攻守交代後の東大オフェンス第2シリーズ。ファーストプレーは2RB隊形からRB#32中村(4年)のダイブ。続いてRB#21関野のランで畳みかけるも、惜しくもフレッシュはならず、パントを選択。ここでP#21関野が特大パントを放つと、#2村本がリターナーをハードタックル。4年生コンビの活躍で大きく陣地を回復する。

駒澤オフェンス第3シリーズは、Goal to 74ydからのスタート。東大側の反則等も響き、Goal to 37ydまで進まれたところで、3Q終了。29-11のリードを維持したまま、いよいよ試合は最終クオーターへ。

【4Q】
2nd-4のクイックパスはLB#47東がタックル、しかし9ydのゲインでフレッシュを許す。
さらに駒澤QBに走られ、Goal to 11ydで1st down、LB#47東があわやインターセプトという好プレーを見せるが、その後QBランでGoal to 8ydへと攻め込まれる。
ここで東大の守護神DB#2村本がスーパープレーを見せる!インターセプト後に98ydを駆け抜けるタッチダウンで駒澤を突き放す。昨年からディフェンスを牽引する副将・村本がTOP8昇格へ向けさらなる飛躍を遂げる。
K#29上野山によるTFPも決まり、スコアは36-11となる。

キックオフ・カバーではK#6児玉(1年)が1年生では初となる試合の出場を果たす。#26中村(2年)のタックルも決まり、駒澤オフェンス第4シリーズ、ファーストプレーでDB#20鎌形がインターセプト!今年度LBからコンバートしてきた鎌形だが、今や東大ディフェンスには欠かすことのできない存在となった。

Goal to 81ydから東大オフェンス第3シリーズ、RB#33宮山が30ydを快走するも、直後のインターセプトにより攻守交代。

駒澤オフェンス第5シリーズはGoal to 72ydから。今シリーズから出場の2年生が大きな活躍を見せる!
DL#91伊澤(2年)のナイスタックルにDL#90岡田(2年)が見事なサックで続く。
さらにDL#90岡田、LB#45沼尻(2年)の活躍で4th downまで追い込むも、パスを通されフレッシュされてしまう。
Goal to 31での1st-10ではDB#20鎌形が駒澤のパスをナイスカット、しかし続くロールパスが駒澤WRにヒットしボールはGoal to 17ydへ。
ここでDL#91伊澤の猛烈なプレッシャーにより駒澤QBがボールを投げ捨てインテンショナルグラウディングの反則を取られる。
DL#91伊澤はさらにQBの目前まで迫りオプションのピッチミスを誘う。東大きっての高身長DLがスターター獲得へ向けて急速な成長を見せる。
さらにLB#45沼尻のナイスディフェンスで4th downへ追い込み、ギャンブル失敗により攻守交代。

Goal to 71ydからの東大オフェンス第4シリーズは2プレー目でTB#21関野が69yd一発タッチダウン!スコアは43-11に。

駒澤オフェンス第6シリーズはDB#80三宅(4年)とDL#91伊澤が活躍を見せ、得点を許さぬままタイムアップ。
見事駒澤オフェンスを0タッチダウンに抑え、43-11で勝利を収めた。

立ち上がりこそ不安はあったものの、ODK随所でビックプレーが光り、終わってみれば43-11と文字通り「圧勝」することが出来た。ハードな夏合宿を経て、春の終わりから一段と逞しくなった戦士たちの姿にも心躍った。
されど秋シーズンはまだ始まったばかり。駒澤戦で出た課題を潰し、2週間後の横国戦では「完勝」を見せて欲しいものだ。


WARRIORSゲームハイライト【2016.09… 投稿者 tokyo_warriors

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