2025/04/27-富士フイルム戦
日時 2025年4月27日(日) 14:00KO場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学0 ー 42富士フイルム◯
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
東大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
富士フイルム | 7 | 14 | 14 | 7 | 42 |
【1Q】
3年DB#43上甲(開成)の飛距離のあるキックで試合開始。富士フイルムのファーストプレーで、素早いランによってゲインされるも4年DB#26松下(聖光学院)の鋭いタックルによりファンブルフォース。しかし富士フイルムがこぼれたボールをリカバーしドライブが続く。富士フイルムQB、RBのフィジカルの強いランによりファーストダウンを更新され、最後はオープンのランでエンドゾーンまで持ち込まれタッチダウン(TD)。(東大0-7富士フイルム)
続く東大のオフェンスは、スピードのある4年RB#24米田(西大和学園)のリターンによって自陣36yd地点から。3年OL#70福本(甲陽学院)、2年OL#67吉村(麻布)を中心に全員2・3年生ながらも体格を活かしたOL陣のブロックによって開いた道をRB#24米田が走りロングゲイン。その後は2年RB#49永坂(西大和学園)の中央のラン、3年WR#4木岡(渋谷教育学園幕張)のオープンのランでゲインを試みるが、富士フイルムディフェンスの素早い集まりによってパントに追い込まれ攻守交替。富士フイルムオフェンスのテンポの良いランとパスによってエンドゾーン手前20ydまで攻め込まれる。だが、LBDB陣の執念のボールアタックによってファンブルフォースしそれを2年DB#35里井(西大和学園)が値千金のリカバー。東大が今年度もオフェンスの軸となるRB#49永坂の素早いダイブで5yd獲得したところで1Q終了。
(東大0-7富士フイルム)
【2Q】
東大オフェンスのミスが続き、3 & outとなる。富士フイルムOL陣の力強いブロックに対応しきれず、2プレーでTDを許してしまう。(東大0-14富士フイルム)
続く東大オフェンスでは、ショットガンフォーメーションから3年QB#3田中(灘)がDLのプレッシャーをかわしきるQBスクランブルを見せる。続けて4年TE#34太田(大阪星光学院)へのアウトのパスを決めて連続で1st down更新。さらにQB#3田中から3年WR#86古屋(山梨県立甲府第一)へのショートパスを通す。OL#70福本の粘りのブロックの背中を使って4年RB#37井上(晴)(大分県立大分上野丘)が執念のランを見せる。敵陣に侵入するが、その後が続かず38ydのフィールドゴール(FG)トライもブロックされてしまう。3年DL#97福永(東海)、3年DL#90吉松(大阪星光学院)を中心にDL陣が押し込み、4年LB#20劉(サレジオ学院)がフィジカルを活かしてロスタックル。しかしその後の富士フイルムオフェンスのOLとRBの息のあったランプレーを止められず、ロングパスも通され最後はダイブプレーでTDを取られる。(東大0-21富士フイルム)
東大がリターンからダイブプレーを行って、21点差で前半終了となる。(東大0-21富士フイルム)
【3Q】
富士フイルムのキックはタッチバックで自陣25ydから東大のオフェンスで後半開始。2年RB#39草場(聖光学院)の2年生らしい思い切りのいいランがフィールドを切り裂きロングゲイン。しかし次のプレーで痛恨のファンブル。富士フイルムDLにリカバーされ攻守交替。ロングパスを通されTDを奪われる。(東大0-28富士フイルム)
自陣27ydからの東大のオフェンスは、ランで進めてからロングパスを試みる。4年QB#8林(開成)の投じたパスは3年WR#13山﨑(長崎県立佐世保北)の腕の中に一度入るも、インコンプリートとなってしまいパントに追い込まれる。東大ディフェンスは、2年LB#56細見(開成)の思い切りの良いヒットからのタックル、4年DL#2田所(浅野)の素早いパシュート、2年DL#58井上(康)(西大和学園)の力強い押し込みで粘りを見せ、3 & outに追い込む。富士フイルムは59ydのFGトライを見せるが、スナップミスから崩れて外に走り、1st downを獲得する。DB#26松下、DB#35里井らのタックルで粘るが、素早いQBランにTDを奪われる。(東大0-35富士フイルム)
その後のオフェンスでは一度も1st downを更新できずに攻守交替し、富士フイルムオフェンスが1st downを更新したところで3Q終了。(東大0-35富士フイルム)
【4Q】
3年DL#9天摩(西大和学園)、3年DL#99佐々木(開成)を中心にDL陣がOLを押し込み力強いランストップ。その後は東大ディフェンスも素早い集まりを見せるが、ショートパスを連続で通され、最後は4年DB#1金井(海城)のカバーがありつつもロングパスをキャッチされTD。(東大0-42富士フイルム)
続く東大オフェンスは、QB#3田中の切れ味鋭いキープのランで15ydのゲインから始まる。TE#34太田へのパスが決まりテンポ良く1st down更新。さらにQB#3田中のキープラン、RB#24米田のオープンのランと続けてドライブしていく。しかしエンドゾーン手前16ydまで攻め込むも、ここで富士フイルムCBの素早い上がりに痛恨のインターセプトを喫してしまう。3年LB#88門岡(駒場東邦)、3年DB#22稲垣(洛南)、DB#1金井らのタックルで富士フイルムオフェンスを止めるも、ここで試合終了。(東大0-42富士フイルム)
新チームの春の初戦となったこの試合。試合経験の少ない選手が多い中、随所に好プレーは見られたが、ODともに多くの課題が残る試合となった。これから続く春シーズン、そして秋本番に向けて一人ひとりが大きく成長することが必要だ。