2022/10/30-法政大学戦
日時 2022年10月30日(日) 16:45KO
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 13 ー 23 法政大学○
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
東大 | 7 | 0 | 6 | 0 | 13 |
法政 | 7 | 16 | 0 | 0 | 23 |
【1Q】
日本一への望みを繋ぐために絶対に負けられないシーズン第5戦。昨季の東日本王者、法政大学との一戦に臨む。4年DB/K#22遠藤(東邦大学付属東邦)のキックで試合開始。守備から流れを作りたい東大であったが、相手エースRB#7のスピードに対応できず独走タッチダウン(TD)を許す。トライフォーポイント(TFP)のキックも成功。(東大0-7法政)
続くリターンでは捕球ミスもあり、自陣1ydから東大の攻撃開始。激しくプレッシャーをかける法政守備陣に対し、3年RB#95伊佐治(東京都立戸山)のダイブプレーや、前節独走TDを決め勢いに乗る3年QB#19曽原(筑波大学附属)の巧みなオプションキープで1st downを次々に更新。4年RB#33佐藤(六甲学院)へのロールパスも決まり、敵陣近くまで前進する。ここで東大は3rd down&6に追い込まれるも、4年OL#74屋敷(巣鴨)を中心としたOL陣の力強いブロックで空いたホールを4年QB#12井藤(麻布)が駆け上がり1st down更新。粘りを見せる法政の鋭いタックルや東大の反則により幾度となく3rd downに追い込まれる東大であったが、エースRB#33佐藤がオープンを捲り、再び1st downを更新。敵陣31ydまで進入する。春から磨き上げてきたオプションプレーを繰り返し1st downを再び更新すると、QB#19曽原の19ydのキープランでGoal to 1ydまで迫る。最後もQB#19曽原がスニークで持ち込み、99yd、9分27秒のロングドライブをTDに結びつける。4年DB/K#27田上(栄光学園)がTFPのキックを確実に決め、同点に追いつく。(東大7-7法政)
DB/K#22遠藤のキックで試合再開。4年DB#6渡邊(渋谷教育学園幕張)のタックルでビッグリターンを許さず、敵陣30ydから東大の守備開始。4年LB#59込山(開成)の懸命のパシュートや、DB/K#27田上のヤード・アフター・キャッチを防ぐタックルで粘りを見せるも、相手RB#7を中心とした法政オフェンスを止められず、自陣25ydまで進入を許したところで1Q終了。(東大7-7法政)
【2Q】
流れを切りたい東大であったが、法政オフェンスの勢いは止まらず、ロングパスを決められTDを許す。TFPのキックも成功。(東大7-14法政)
法政のキックで試合再開。ここでRB#33佐藤が鋭いカットバックで法政守備を翻弄し、ビッグリターンを決める。敵陣50ydで東大の攻撃開始。このフィールドポジションを活かしたい東大であったが、奥を狙ったパスはインターセプトとなり攻守交替。敵陣31ydから東大の守備開始。DB/K#27田上や4年LB#8関(聖光学院)の鋭いタックルでランを守るも、ミドルパスを決められ1st down更新を許す。自陣28ydまで攻め込まれるが、2年LB#47江原(甲陽学院)を中心とした守備により3rd down&6に追い込むと、LB#59込山、4年DL#91竹村(駒場東邦)が見事なQBサックを決めモメンタムを引き寄せる。法政のパントで攻守交替し、自陣1ydから東大の攻撃開始。QB#19曽原のキーププレーを中心に攻めるも、1st down更新はならずパントで攻守交替。自陣34ydから東大の守備開始。ここは法政のランパス交えた多彩な攻撃を止められず、TDを許す。TFPのキックは不成功。(東大7-20法政)
法政のキックで試合再開。再びRB#33佐藤がグッドリターンを見せ、自陣30ydで東大の攻撃開始。反撃の糸口を掴みたい東大であったが、RB#33佐藤がナイスランを見せるも1st down更新とはならず、パントで攻守交替。敵陣35ydから東大の守備開始。DB#6渡邊のパスカットやLB#59込山のパスラッシュなど、随所に好プレーを見せる東大であったが、法政のパスオフェンスを止められず、大きく前進を許す。自陣11ydで法政の1st downとなるが、ここは4年DB#28森(雅)(甲陽学院)が統率するDB陣がナイスカバーを見せ、TDを許さない。法政がフィールドゴール(FG)を成功させたところで前半終了。(東大7-23法政)
【3Q】
法政のキックで後半開始。RB#33佐藤のリターンで、自陣25ydから東大の攻撃開始。3年TE#82中矢(愛知県立時習館)のナイスブロックを利した3年WR#13洞(武蔵)のランで前進。東大オフェンスはここで2年QB#17風間(開成)へのリバースプレーを繰り出すが、法政ディフェンスの冷静な対応に阻まれ大きく後退してしまう。この窮地を救ったのはやはりエースRB#33佐藤。気迫のこもったランで1st downを更新する。エースの走りで勢いづく東大オフェンスは、4年WR#7森(太)やWR#13洞のブロックも光り、オープンのランで次々に1st downを更新する。敵陣29yd地点で3rd downに追い込まれるも、RB#33佐藤が倒れない走りで28ydを獲得し、エンドゾーン寸前に迫る。ここでRB#95伊佐治の体躯を活かしたダイブプレーが決まりTD。TFPのプレーは不成功。(東大13-23法政)
DB/K#22遠藤のキックで試合再開。法政に反則があり、敵陣9ydで東大の守備開始。DB#28森(雅)の思い切りの良いタックルや、LB#8関のパスラッシュで食い下がるが、法政オフェンスの個人技に翻弄され1st down更新を許す。敵陣40ydまで進まれるも、ここで東大ディフェンスが好プレーを連発。LB#47江原の基本に忠実なタックルや、3年DL#2髙野(開成)の素早いパスラッシュにより法政オフェンスをパントに追い込み攻守交替。続く東大の攻撃ではTE#82中矢が見事なブロックを見せ1st downを更新し、敵陣に進入する。ここで3Q終了。(東大13-23法政)
【4Q】
このドライブを得点に結び付けたい東大であったが、法政ディフェンスの固い守備に阻まれ、パントで攻守交替。敵陣27ydから東大の守備開始。LB#59込山のナイスタックルや東大DB陣のナイスカバーで法政を3rd downに追い込むと、2年DB#23小城(大阪教育大学附属高校池田校舎)が値千金のインターセプト!反撃の狼煙を上げる。ディフェンスが奪ったチャンスを得点に結び付けたい東大であったが、OC八木は堅実にランを選択、1st down更新はならずパントに追い込まれる。ここは3年DB/P#21筏井(麻布)が突き刺すようなタックルを決め、法政のリターンを許さない。敵陣22ydで東大の守備開始。続くディフェンスでも高い集中力を見せ3rd downに追い込むと、DB#23小城が鋭い出足でパスカット、法政をパントに追い込み攻守交替。自陣26ydで東大の攻撃開始。ここで東大オフェンスはパスを交え始めるが、法政DL陣のプレッシャーを止められず連続でQBサックを喫する。1st downを更新できずパントで攻守交替。敵陣34ydから東大の守備開始。DL#91竹村のロスタックルが決まると、この日絶好調のDB#23小城がまたもパスカットを決め再び法政をパントに追い込み攻守交替。自陣14ydから東大の攻撃開始。時間がない東大はRB#95伊佐治へのスクリーンパスで大きく前進するが、続くプレーは止められ4th downに追い込まれる。最後はロングパスを試みるも、QBサックを喫し攻守交替。最後は法政オフェンスがニールダウンで時間を流し試合終了。昨季東日本王者の高い壁が立ちはだかった。(東大13-23法政)