2023-11/23-立教大学戦

日時 2023年11月23日(木祝) 17:30KO

場所 横浜スタジアム

●東京大学 35 ー 62 立教大学◯

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東大 21 7 0 7 35
立教 28 14 13 7 62

【1Q】
立教のキックで試合開始。2年RB#37井上(大分県立大分上野丘)が外をまくろうとするランでリターンし、自陣19ydから東大の攻撃。2年QB#12林(開成)のランで前進するが1st down更新はならず、1年WR/P#83神田(六甲学院)のパントで攻守交替。立教にテンポの良いパスを決められタッチダウン(TD)を許してしまう。トライフォーポイント(TFP)も決められ先制を許す。(東大0-7立教)
続くキックオフリターンでは3年RB#33中村(開成)のリターンで自陣19ydからの攻撃。ランストップに専念した相手セーフティーの素早いあがりにQB#12林のランが封じられ、このシリーズでも1st down更新はならず、パントで攻守交替。2年DB#6藤本(浅野)が鋭いタックルを見せるが、相手のラン・パスを織り交ぜた攻撃にゲインを許し、TDをされる。TFPも決められ点差を広げられる。(東大0-14立教)
しかし、ここから東大の逆襲が始まる。2年TE/K#86太田(大阪星光学院)へパスをすると相手DBを吹き飛ばす走りを見せ、49ydのロングゲイン!最後はピッチを受けた3年WR#80光吉(開成)が19ydを駆け上がりTD!2年DB/K#89舟本(栄光学園)が落ち着いてTFPを決め、東大が反撃の狼煙を上げる。(東大7-14立教)
3年LB/K#41大島(開成)のキックで試合が再開。ここで立教はスペシャルプレーを見せるが、2年DB#48椿野(兵庫県立神戸)が鋭いタックルによりそれを阻止する!さらにこぼれたボールを、副将の3年DB#23小城(大阪教育大学附属池田校舎)がリカバーし東大ボールとなる!
キックチームの活躍により、敵陣8ydから東大の攻撃。QB#12林からWR#80光吉へのピッチでゴール前1ydまで迫ると、最後はQB#12林が悠々とTD。TFPも決まり、同点に追いつく。(東大14-14立教)
東大のキックで試合再開。敵陣45ydからのディフェンス。立教のモメンタムを断ち切りたい東大であったが、立教QBの強肩を生かしたパスにより55ydのロングパスを決められTDを許してしまう。TFPも決まりリードを許す。(東大14-21立教)
立教のキックにより試合再開。RB#37井上が内へ切り込む勇敢なリターンを見せ自陣42ydからの攻撃。ここで東大は相手の裏をかくパスプレイを選択すると、パスを受けたWR#80光吉がディフェンス2人をものともしないパワフルな走りを見せ、そのまま58ydTD!TFPも決まり、再び同点に追いつく。(東大21-21立教)
東大のキックにより試合再開。相手リターナーにビッグゲインを許し、自陣16ydからのディフェンス。4年LB#18梶本(麻布)が芯を食ったタックルを見せるも、立教QBにパスを通され、TDを献上してしまう。キックも決まり、またもやリードを許してしまう。(東大21-28立教)
立教のキックで試合再開。4年WR/K#13洞(武蔵)のスピードを生かしたリターンにより自陣41ydからの攻撃。QB#12林のディフェンスを引きずる力強いランにより4ydゲイン。
ここで濃密な1Q終了。両チーム合わせて7TDという凄まじい攻防に観客の熱は高まるばかりである。(東大21-28立教)

【2Q】
クォーターが変わっても、東大のオフェンスはとどまることを知らず、3年RB#39山川(浅野)のランや、QB#12林のランによりゲインを重ね、最後はこの日大活躍のWR#80光吉のランでTD!TFPも決まり、東大も食らいつく!(東大28-28立教)
しかし直後のキックで、リーグ屈指と言われる立教リターナーにキックリターンTDを許してしまい、TFPも決められ、リードされてしまう。(東大28-35立教)
立教のキックで試合再開し、自陣39ydからの攻撃。RB#33中村がゲインを重ねるが、1st down更新には至らずパントで攻守交替。粘りを見せたい東大ディフェンスは、LB/K#41大島のQBサック、DB#6藤本のガッツあふれるタックルを見せる 、副将の4年DL#2髙野(開成)のパスリフレクト を見せる!しかし、相手チームのスピードあるランでゲインを許し、TDをされてしまう。TFPも決められ、点差を広げられる。(東大28-42立教)
立教のキックで試合再開。ここで、立教はリターナーのWR/K#13洞のリターン力を警戒し、意表を突くスクイーブキックをする。転がってきたボールを2年DL#98藤田(兵庫県立神戸)がリターンし、自陣31ydからの攻撃。RB#39山川がランをしたところで2Q終了。(東大28-42立教)

【3Q】
東大のキックにより後半戦開始。敵陣33ydからのディフェンスだったが、ロングパスを通されてしまい、TDを許してしまう。TFPも決められ、さらにリードを広げられてしまう。(東大28-49立教)
立教のキックにより試合再開。自陣40ydからの攻撃は、副将の4年QB#8曽原(筑波大学附属)や、3年QB#17風間(開成)のQBとは思えないパワフルなランによりゲインを重ねるが、インターセプトをされ攻守交替。
続く東大ディフェンスは相手のランに対し、DL#2髙野の渾身のタックルや、素早く集まり奮闘するものの、パスによりTDをされてしまう。しかし、東大のフィールドゴールブロックに気圧されたか、TFPは決まらず逆転に望みをかける(東大28-55立教)。
立教のキックにより試合再開。得点をしたいオフェンスであったが、相手ディフェンスのす速く鋭いタックルにより1st downを更新できず、パントで攻守交替。
これ以上失点を許したくないディフェンスは、2年DB/K#26松下(聖光学院)を筆頭にキャリアーへ素早い集まりを見せ、簡単にはゲインを許さない。ここで3Qが終了。運命の4Qを迎える。

【4Q】
土俵を割りたくない東大ディフェンスであったが、僅かな隙も見逃さない相手QBの絶妙なパスによりTDを許す。TFPも決まり、点差を広げられる。(東大28-62立教)
立教のキックにより試合開始。自陣31ydからのオフェンス。2年RB#24米田(西大和学園)のスピード感のあるランとモールによりゲインをするが、リーグ随一と呼ばれる立教ディフェンスに阻まれ、パントで攻守交替。
続く東大のディフェンスではビッグプレーが連発する!まずは、DL#2髙野が2人のブロックを突き破り、執念のQBサックを見せる!続くプレーでは、そのセンスから有望視されている2年DL#55田所(浅野)がQBサックをし、こぼれたボールをDL#2髙野がリカバー!攻撃権は東大へ!
ディフェンスが持ってきたチャンスを活かしたいオフェンスであったが、TDを狙うパスは相手DBのナイスカバーにより失敗に終わってしまう。ここで東大は4th down ギャンブルを選択。WR/P#83神田のブロックを活かし、QB#12林が隙間を縫う走りを見せ、1st downを更新!その後はQB#17風間のランでTD!TFPも決まり、追い上げをみせる!(東大35-62立教)
試合時間も残り少なくなってきたところで東大のキックにより試合再開。敵陣23ydから東大のディフェンス。LB/K#41大島 や、DB#6藤本のタックル、3年DL#42三木(西大和学園)のQBサックなどが光り、これ以上の失点を許さない!
しかし、粘りもここまで。立教のニールダウンにより試合終了。(東大35-62立教)
点差は開いたものの、彼らの戦い続ける姿はまさに「WARRIORS」であった。重要な次節チャレンジマッチに向けて、そして来年に向けての光が見えた試合であった。

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